
【154】修禅寺 伊豆
住所 田方郡修善寺町修善寺94
宗派 曹洞宗常恒会本山
山号 福地山
開山 弘法大師
本尊 大日如来
重文 木造金剛界大日如来坐像
臨済宗鎌倉建長寺の宋禅僧の蘭渓道隆が、支那の廬山に似ていることから肖廬山と山号が言われていました。伊豆の国市の韮山城主の北条早雲が再興し、隆溪繁紹(遠州石雲院)が曹洞宗に改宗し福地山と山号も改められた。
弘法大師が修行し霊地と定めたと伝承されてはいます。しかし、温泉、霊水の神、弘法大師伝説は、全国の温泉にあり定かでありません。本尊も大日如来ですが真言宗ではなく禅宗ですので、開山は蘭渓道隆が正しいのではと思います。
漆にかぶれた源頼家の顔を夜叉王が写し取ったといわれる古面があります。これがほんに不思議ないわれの面です。骨肉の争いの末暗殺された頼家、無念の形相ともとれる死相漂う顔立ちとも言えます。
釣り鐘