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【347】安楽寺 信州上田

2009年08月15日 | 【中日本の古刹】

【347】安楽寺 信州上田

住所 上田市別所温泉内大門1600
宗派 曹洞宗
山号 祟福山
開山 樵谷惟仙
本尊 釈迦如来

国宝 八角三重塔
重文 木造惟仙和尚坐像 木造恵仁和尚坐像

 伝承では行基の建立とも、鎌倉北条氏によるとも言われていますが、記録に残る開山は樵谷惟仙のようです。樵谷惟仙は、信濃出身の臨済宗の僧で禅僧の蘭渓道隆(鎌倉建長寺開山)の教えを請うた名僧のようです。鎌倉時代の安楽寺は北条氏の庇護を得て栄えたものの、北条氏滅亡とともに衰退し国宝八角三重塔を残すだけとなったようです。高山順京により再興され臨済宗から曹洞宗に変宗したようです。
 国宝八角三重塔は、京都法勝寺、奈良西大寺に有ったようですが現存するものでは唯一ここだけです。高さ18.75mで一重目の屋根が裳階と言うもうひとつ屋根を有する形になっています。内部には、禅宗には珍しい大日如来が祀られています。
 常楽寺と北向観音との距離からして、もしかすると安楽寺は常楽寺の境内にあった可能性があるのではと想像しますと大日如来が祀られているのも不思議ではないのだが・・・あくまで私の想像です。

 

 

八角三重塔

  

 


八角の 三重塔 安楽寺
教えを願う 禅の心を

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