八丁座にて゛ジョアン・ジルベルトを探して゛を観ました。
ドイツ人ライターの本を読んだジョルジュ・ガルシア映画監督が感銘して
この本をなぞるように映像が展開していきます、
最後に会えるのかどうかは映画を観てから。
感想としてはどうしてこの二人がジョアンに会いたいのかは最後まで理解できませんでした。
この映画の中で感じたのはこの言葉です、
ポルトガル語゛サウタージ(saudade)゛日本語では゛思い、憧れ゛かな?
この言葉は映画の中でも誰もが口にする言葉です、ブラジル人ならではの感覚であり、
この言葉の意味は深いところがあるでは思いました。
推測ですが、ジョアンは公式には人前に出るのはいやで、彼を取り巻く関係者も理解していて、
会いに来る人に対しては壁となっていたのではないかと思います、
でもはるばる遠くから訪ねてくる人をそけっなくするのも悪いとの思いまあり、
これがサウタージかな。
この映画を観る時には時系列が頭に入ってしれば、わかりやすいと思います。
2008年 ボサノヴァ50周年記念コンサートにジョアンが最後の演奏
2011年 マーク・フィッシャー 「Ho-ba-la-la A Procura Joao Gilberto」出版
2014年 ジョルジュ・ガルシア 原作を読む
2018年 ジョアンの二人目の妻、ミウシャ 死去
2018年 Where are you,JOAO GILBERTO? 「ジョアン・ジルベルトを探して」作成
2019年 6月10日 ジョアン・ジルベルト死去
2019年 8月24日 日本公開
日本でのジョアン・ジルベルトに関してはいろいろと出ていますが、
ピアニストの塩谷哲さんが9月14日のNHK-FM「夜のプレイリスト」で
「Joao」Joao Gilbertoについて語られていました。
2008年出版されたBossa Nova Guidebook 58-08 でのベスト3に
1. Joao Girberto / Joao Girberto (邦題:三月の水)
2. Joao Girberto / Joao
3. Joao Girberto / Joao Voz E Viola
でした、ボサノヴァ好きの日本人に愛されていることが分かります。
自分は最初に聞いたのはStan Getz & Joao Gilbertoです、初心者でした。
でも、それから聞いていたのは、アントニオ・カルロス・ジョビンです、
ピアニスト好きですから、ご容赦ください。