船と音楽の時間
船と音楽を愛する男の日記
本日のライブは岩川光ニュートリオです。
メンバーは岩川 光 (ケーナ) 相川 瞳 (ヴィブラフォン) 岸本 賢治 (ダブルネック・ギター)です。
相川さん、岸本さんは初めてです、
相川さんは東京藝術大学音楽学部器楽科打楽器専攻卒業で、東京藝術大学で教鞭をとられていて、
教え子に角銅真実がおられるとのことです、共に大友良英さんとの接点があるので、
三人の関連をお聞きしましたが、とくにはないとのことでした。
岸本さんは自分で設計したオリジナルのダブルネック・ギターに特徴があります、
二つのネックの内、一つはフレットレスとなっています。
フレットレスベースは良く知られていますが、フレットレスギターは珍しいです。
どのような意図で作られたかお聞きしましたが、難しすぎてよく理解できませんでした。
岩川さんは今まではピアノとのディオ等を中心にライブをしていたが、
思考を変えてケーナ特徴が生かせる編制を考えてヴィブラフォンとギターによるトリオを組まれとのことです。
演奏曲は全て三人のオリジナル曲です、共にジャンヌに囚われない、
お互いの音色を共和させながら演奏されていました。
ケーナの音色とヴィブラフォンの音色は美しく奏でていて、その間にギターフレーズがかぶさっていくので、
心地よい音色になります。
時にはグルーブ感もあり、歌心を込めて、深く静かに一音一音が染みわたるように演奏されています。
このトリオの音色は繊細で伸びやかで独特の感覚を感じました。