世界の艦船5月号の特集は「はぐろ」就役に伴うイージス艦8隻体制完成についてです。
海自イージス艦は3タイプ、「こんごう」型が4隻、「あたご」型が2隻、「まや」型が2隻の8隻で、
「船体」「機関」「ウエポン・システム」について各型の特徴が書かれています。
これまでも各型については特集があり、総括編です。
8隻による運用方法が問われていますが、
BMD、CMD、艦隊防衛及び各種戦などと多様化する任務と
米海軍との相互運用性(インター・オペラビリティ)が必須であります。
「こんごう」後継艦に求められるものとは?
課題にいても米海軍との歩調が必要であることは明確です。
特集の中で、井上氏の極超音速兵器vsイージス・システムが一番目新しい課題です、
現状を分析して対応方法を解かれており、
ハード面、ソフト面での対応方法をとるとしてもシステム・インテグレーションが重要な要素となっているが、
この課題を克服できるのは米海軍しかいないことは明白です。
そして再度出てくるのはイージス・アショア代替策です、
防衛省幹部はイージス・システム搭載艦を2隻建造することを決めましたが、本当にこの代替案が正解は疑問です。
特集以外では
鷲尾氏が「わが国艦艇技術の今後──設計技術継承への提言」については賛同したいと思います、
氏が最後に述べられた「今だけ、ここだけ、自分だけ」の姿勢を見直していただきたいとの思いについて
全くその通りだと思います。
新型コロナウィルスのワクチンを開発出来ない日本の現状と同様の状況であるとことでも分かります。
そして小林氏の「海自潜水艦「そうりゅう」衝突事故を考察する」です、
「そうりゅう」
「そうりゅう」事故後
自分も大変関心事項です、現在のソナーシステムで貨物船を探知できなかったとしたら大問題ではないかと思います。
小林氏も貨物船の構造から難しいとの指摘もありますが、原因について知りたいところですが、
報告は1年後とのこと、機密事項の多い潜水艦でどこまで開示されるかは不明です。