世界の艦船2025年2月号の特集は「世界の水陸両用戦力」です。
水陸両用戦力とは上陸作戦を含めた広義の敵地への海などの水域を越えた戦力投射です。
そのための制空権、制海権、揚陸装備、人材、後方支援等と大変な戦力が必要となります。
一般的にはノルマンディー上陸作戦が有名です。
その水陸両用作戦の象徴として米海兵隊があります。
特集では河上康博氏が「米海兵隊に見るその来歴と将来」で解説されております。
将来としてのキーワードは「EABO(遠征前推基地作戦)」です、2016年に発表された、
「MOC(海兵隊作戦コンセプト)」においてその基となる「DL(戦力分散コンセプト)」により、
各種艦艇に攻撃能力を付加して、各艦艇を分散させると同時に、
ミサイルやネットワーク能力を高め、任務に応じて最適な部隊を構成するコンセプトです。
これらは全て対中強化によることであり、
「EABO」はその対応として対艦火力、極地防衛、航空燃料・弾薬等の再補給に必要な能力を展開し、
分散した前線基地に迅速に支援する作戦です。
「EABO」は日本においてもその対応を求められています。
その中で表紙にある、新型輸送艦「ようこう」はその一端を担う艦船です。
アメリカ海軍には「EABO」対応艦「ルイス・B・プラー級遠征海上基地」がいます。
各国の水陸両用戦力については各氏が解説されていますが、
戦力ではアメリカ対中国です。それお取り巻く、日本、韓国、台湾です。
イギリス、フランスは植民地時代のなごり、
イタリアは地中海での中東地域、北アフリカのプロセスにおいてアメリカとの協力体制が求められています。
福本氏は「水上艦隊新編 水陸両用戦機雷戦群のあり方を考える」において課題を指摘されています。
1月号特集「海上自衛隊」での一部記事ともオーバーラップしている部分もあります。
水陸両用戦力は複雑な部隊構成と指揮命令系統により構築していく戦力であり、
複雑化する世界情勢により柔軟な対応が求められています。
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