この物語は著者が「FOCUS E15マザーズ」と「シルビア・パンクハースト」をシンクロさせながら、
自身が書かれた「他人の靴を履くアナーキック・エンパシーのすすめ」からの続編あると思いました。
副題も「エンパシーからリスペクトへ 他者への。そして自らへの」です。
そして日本へ向けての警告でもあると思います。
何もしないと何も生まれてこない、
行動することにより少しでも自分自身をリスペクトすることができるのではないかと思います。
物語の中で、日本人の史奈子は筆者自身であり、
会社を退職してイギリスから日本に向けて数々の本を主筆されています。
幸田が発言する英語は彼女自身が発信する声でもあります。
イギリスの底辺で暮らす人々は日本の底辺で暮らす人たちも同様であることを感じました。
そして物語読んでいて、後ろで流れている音楽は著者が大好きUKロック、パンク、ジャズが聞こえてきます。
この物語を是非、映画化してほしいと思いました。
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