オフショア化する世界

オフショア化する世界
人・モノ・金が逃げ込む「闇の空間」とは何か？
ジョン・アーリ 著　須藤　廣 監訳　濱野　健 監訳




この本を読むのには疲れたといっていいかもしれない、
社会科学としてのオフショアリングについて書かれており、
引用する人物の多さとの引用する文書が理解できなかった。自分のスキル不足を痛感。

『ウィキペディア（Wikipedia）』では
「オフショアリングは一つの国を拠点としていた営利事業を別の国に移転する経済行為と定義される。
主な動機は既存の事業拠点より低額の人件費、税制度などであるが、
近年、自国で足りていない専門家を補完するために他国の人材を活用する手段として注目されている。
アウトソーシングとオフショアリングは類似した意味を保持するため度々対比されるが、
同一国内での委託はオフショアではなくアウトソーシングを指す。
逆に海外への業務の委託はアウトソーシングではなく、オフショアリングと定義される。」

読んで感じたのは全世界の富裕層(イデオロギーは関係なく)はオフショア化かにより自らの財産、
収入等を税金から逃れることと、会社も同様に税金を払わなく済むように組織されている。
これらの富裕層は皆つながっている、
このことは「央銀行の罪―市場を操るペテンの内幕」にも書かれています。
低所得層はこの仕組みから逃れることはできないような社会になっていることに鈍化であり、
いろいろな問題が蓄積しているのに富裕層の誘導されていることに気づいていないのか、
このことはアメリカではトランプの支持率40%以上あること、
自民党安倍政権も、ロシアのプーチン大統領も同様に国民の支持を受けていることが物語っている。
本書では「富裕層の一人勝ち」を引き起こす「オフショア化」からの脱却への考えも示しているが、
高炭素社会から低炭素社会に変えるには自分は産業革命が必要であることが必要と考えている。
現代社会において自動車産業は全世界の基幹産業であり、
いくら電気自動車にシフトしても電気を作るのに高炭素を必要としている、
原子力は人類がコントロールすることは不可のなことは分かっているはずです。
自国だけ良ければよいと左今の状況を危惧するばかりです。