本書は初期の新型コロナウイルスに対して自衛隊中央病院の感染症対応チームが
度の様に闘ったかを関係者からヒヤリングした内容です。
2020年1月から2月にかけ、自衛隊中央病院が受け入れたのは、
ダイヤモンド・プリンセス号から搬送された感染者109人と
武漢から政府チャーター機帰国の感染者及びその疑いのある有症状者11人の計120人。
そしてその間に自衛隊中央病院の医療従事者は誰も感染しなかつた。
本書読んで改めて感染防護対応における基本動作の大切さと
関連防護用品の使用方法についての訓練の大切さが日常から実施してきたこと、
現場での動作確認の徹底が決め手となったと思いました。
ダイヤモンド・プリンセス号にも防護関連用品は積載してあったのですが、
使用方法が分からない状況で、訓練もしていなかったと思います。
初期の段階で自衛隊中央病院が行った検査は多岐にわたり、
実施してきたことが後々の対応に有意義であったことは確かです。
現在でも同様にPCR検査は徹底に実施するべきだと思います。
それと新型コロナウイルスの感染力の強さと感染者の症状の格差があることがこのウイルスが広がる原因ではないかと思いました。
政府が勧告しているように基本的な対応方法を守らない人々は感染を拡大する要因であることは明白です。
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