DCC迷宮の住人

デジタル鉄道模型の備忘録

カメラのマイクを試す

2024-12-03 20:45:44 | 鉄道模型全般

運転会で動画撮影をするとき,当然ですが周囲の音を拾ってしまいます。
最近のスマホはマイクの性能も良くなっているため,居合わせた人たちの会話が明瞭に記録されてしまい,動画の公開に不向きなものとなってしまいます


そこで,悦指向性(スーパーカーディオイド)という狭い範囲の収音特性を有した外付けマイクを使用します。
ゼンハイザー MKE600を使用して収録したものが以下の動画になります。

 


明治村の蒸気機関車と市電

2024-10-19 17:19:45 | 実車

【鉄道記念日 日本最古の動態保存機】明治村の蒸気機関車

ネットの情報によれば,おおよそ以下のとおりです。

蒸気機関車 23号

明治5年(1872)の開業に先立つ,明治4年(1871)にイギリスから10輌が輸入されました。そのうちの1輌が大宮の鉄道博物館に静態保存されています。
開業後、鉄道輸送が営業的な成功を収め、需要が増したことから新たに2輌を増備することとなり、明治7年(1874)に輸入された2輌のうちの1輌です。
明治42年(1909)形式変更で165号となり,明治44年(1911)尾西鉄道への払下げに際し12号に改番、大正14年(1925)尾西鉄道が名古屋鉄道に事業譲渡しましたがナンバーはそのままでした。
昭和32年(1957)に一旦廃車になったものの,昭和40年(1965)に博物館明治村に移転,昭和48年(1973)復活を遂げ,現在まで運行を続けています。
令和6年(2024)は23号にとって150年のアニバーサリーであり,普段は尾西鉄道時代のナンバー「19」を付けていますが,今だけ特別に輸入時のナンバー「23」を付けて走っています。

客車 ハフ11

明治41年(1908)天野工場(現 日本車両東京支部)で製造されました。その後,東京の青梅鉄道,山形の高畠鉄道,秋田の雄勝鉄道(後に羽後交通雄勝線)、そして昭和48年(1973)廃線を経て博物館明治村にやってきました。

客車 ハフ12・13

明治45年(1912)新宮鉄道で新製。その後,秋田の雄勝鉄道(後に羽後交通雄勝線)でハフ11と出会い,共に博物館明治村にやってきました

京都市電

明治43(1910)~44年(1911)に製造された2輌が博物館明治村にあります。北野線を走っていましたが昭和36年(1961)に廃線となりました。明治村が財団法人として設立されたのが昭和37年(1962)。もう少し開村が遅ければ,この世に存在できなかったのではないかと思われてなりません。


三岐鉄道北勢線を訪ねて

2024-08-20 21:03:57 | 実車

猫屋線と同じナローゲージの鉄道です。

以下の動画をご笑覧ください。


猫屋線キハ185をDCCフルサウンド機に改造する~その4~

2024-06-18 01:07:07 | 猫屋線

今回の改造では,テールライトを,ヘッドライトと連動させずに個別にオンオフしたいという野望を果たすため,デコーダのAUX3とAUX4にライトファンクションを設定しました。
ESUのLokSound 5 microにおいて,AUX3とAUX4にライトファンクションを割り当てることが出来ますが,実際にはライトを点灯させるだけの電力を供給することができません(一般的な解説では,ロジック回路でありパワー回路でないという表現が使われるため,初心者には取っ付きにくいと思われます)。
では,どうするかというと電力を増幅する装置(アンプ回路)が付いているESU社の専用アダプター(品番51999)を使います。

上の写真が専用アダプター(品番51999)です,この裏側にnext18アダプターが付いていますので,デコーダー外した状態でハンダ付けができるのも大きな利点です。
これは,後で配線が分からなくなった時に備えて撮影したものです(車両の改造には必須の作業で,当ブログは,その副産物)。


上の写真は,トミーテックの動力ユニット17m級B(品番TM-07R)のプラスティックカバーを外し,その中にある金属ウエイトを取り除いた状態のものです(モーターの左側には金属ウエイトが残っています)。
DCCデコーダーで車両を制御するには,レールからの給電とモーターの間のどこかにデコーダーを挟む必要があります。
○で囲んだ部分が,モーターから伸びている集電板と,その下側に車輪を通してレールから電気を伝える板との接点になります。モーター側の集電板のこの部分をカットします。


モーターから伸びている集電板をカットして配線を半田付けしました。4本の配線は専用アダプターの所定の位置にハンダ付けすることになります。


配線済み0402チップLED(赤色)をセメダインのハイグレード模型用で固定しているところです。

あと少しだけ半田付け作業が続きます


猫屋線キハ185をDCCフルサウンド機に改造する~その3~

2024-06-11 01:19:21 | 猫屋線

今回は,ヘッドライトとテールライトの加工です。

ヘッドライトのレンズのパーツが,ライトカバーの後ろ側まで伸びていて,レンズを外すと直径1mm程度の穴が残ります。私は,設計者が,ここからの自然採光によりヘッドライトが光っているように見せたかったのだと推察しています。穴を塞ぐのも面倒なので,ここから配線を取り出して,ヘッドライトのパーツがボディーに際込まれている部分に穴を開けて配線を取り込むこととしました。
ピンバイスは,ゴットハンドクイックパワーピンバイスを使っています。一度これを使うと手放せなくなります。マグネット式のピンバイスなので,ドリル刃の脱着が一瞬で終わり,接続部が六角形の形状のため空回りしないのです。交換用ドリル刃も1mmから3mmまでが,0.1mm単位で用意されているも大きな利点です

ライトケースの内側は,遮光とリフレクターとしての機能を持たせるため,シルバーで塗装しておきます。

配線済み0402チップLEDUVレジン接着剤で固定します。説明書きには5秒で固定とありますが,一般的なUVレジンと同様に1分くらい紫外線を照射して安全策を取りました。
その後,セメダインのハイグレード模型用で嵩を増していきました。成分の65%が水分で占められている接着剤なので硬化すると体積が減ってしまい,6~7回盛ってようやくレンズらしくなりました。
最初からレジンを多めに盛る方法もありましたが,接着剤のレジンの粘度が低く凸型に固定できないことと,的確な量で流し込むことが難しかったこともあり,このような作業方法となりました(凸型にしたいレンズ部分を粘度の高いレジンに変えてみる方法もあったと考えられますので,いずれ試してみます)。

セメダインのハイグレード模型用が硬化する時間を利用してデコーダーへの書き込み作業を行います。今回はヘッドライトから独立してテールライトを制御したいので,AUX3とAUX4にライト用の設定をしました。


テールライトはエコーモデル外ばめ式テールライト(品番3608)の赤色レンズのみを使用しました。レンズの差し込み部分の直径が1.37mmでしたので,近似値の1.4mmの穴を開け,セメダインのハイグレード模型用で裏から固定しました。

テールライトが灯るのが楽しみです