先日ケンミンショーで、大阪の人は「声ちっさ」って言うってやってたけど、いやいや、高齢になると東京でも言う言うって体験しました。
おまけにその後めちゃくちゃ面白いことが起こって、思い出し笑いするほどです。
きのうの日曜日のお話です。長くなりますが一日の始めから。
さて、10時すぎに母のところへ向かい、お花見へ。
会った時は、どこか行くの?とちょっと面倒な様子。車で行くよというと、あっそれならと足取りが軽くなる。
その日は部屋ではなく窓際で座ってオオタキさんたちとおしゃべりしてたのでちょっと安心した。
最近はまた、部屋にいることが多いような気がしていた。
母のホームの近くの桜の道を車から楽しむ。そこも有名なところだが、昨年とかと比べるとなんとなく少なく感じた。
そのあと、千葉県松戸市の常盤平さくら通りにドライブ♪
なんと全長3キロもあるそうだ。
桜まつりは終わっていたが、かえって車で通れてよかった。まさに満開で、さくらのトンネルというか、さくらの天井のようだった。桜の花吹雪もあって一番いい時期だったと思う。
母に見てもらってよかった。一歩も外に出なかったけど、まあ、歩くのしんどいとか言うので今回はこんな感じのお花見にした。
そのあとちょっとお買い物をして、ホームに戻る。
母がお昼を食べていると、2時からフルートとピアノの演奏会があるという。
夫を待たせて、母と演奏会を楽しむことにした。
2時少し前に「春よー遠き春よー♪」のピアノ曲が聞こえてきてうるっとなる。
ああ、始まったらまた泣きそうだ。
会場にはもうたくさん集まっていて、私たちは3列目か4列目に座った。
ほとんどの方が参加していたようで家族も数人来ていて50人くらいいたかな?
フルートの方があいさつをし、そのあとピアノの方が…
声が小さい。
あちらこちらから、声聞こえないよ、声小さいなどと聞こえてくる。
マイクの使い方が悪いのよと言っているのは、カラオケがすごくうまいキヨタさん。一番前の席。
フルートの方が、マイクを口に真っ直ぐ近づけて、というがなんだかちゃんとやらない。
そんなこんなで、演奏は始まった。
ピアノの音はとても大きい。
そして、またMC。
ピアノの方のおしゃべりが始まるや否や「何言ってるかわからない」とか「もっと大きな声で」とたぶん6人くらいが好き勝手言う。母もちょっと混じってた。
そんなことを言われても声を大きくしようとか、まるで考えない人みたいで、口も開けないし同じ音量マイペース。
そのうちマイクが10センチ以上離れてて本当に小さくなっていた。
そしたら、一番前にいた人が隣の人に「あれ?私耳が聞こえなくなっちゃった」「どうしよう。耳が…」と訴えている。
隣にいたのはオオタキさんで、
「声が小さいのよ。大丈夫聞こえてるから」と安心させていた。
それを見て笑いが止まらなくなる。マスクをしていたのでマスクの中でくくくと何度も笑った。
少ししたらまた思い出し笑いをしてしまう。
おかげで、いつもなら泣きそうな「見上げてごらん夜の星を」も、「春よ、来い」も普通の顔して聞くことができた。
ソメイヨシノ