昨日、とある洋食店で昼食をとっていると山下達郎の昔の曲が立て続けに流れてきました。
今年のツアーは地元に来ないな~なんて思っていたんですが、そういや彼はまだ地方都市でライヴとかしないのかな・・・・・と頭に思い浮かべたのがジャンクくん(笑)
という訳で今日の一枚はコチラ。
ジャンク フジヤマ
『JUNK SCAPE』
2013/3/6リリース
ビクターエンタテインメント
VICL-63992~3
21世紀のアーバンポップの旗手、ジャンクフジヤマ待望のメジャーデヴューアルバム。
インディーズ期からメジャーでのシングルまで、常にクオリティの高い作品を送り出してきた彼が放つ力作です。
とかく達郎との類似点を指摘される彼ですが、そーいう批判的な目で見ている人は何処見てるんだろうと思います(笑)
彼の本質は、そんな瑣末な事には関係なく、このご時世にちゃんと「音楽は人が繋がることで化学反応を起こし変化する」という事実を指し示す姿勢にあると思ってます。
打ち込みで幾らでもお手軽に低予算で作れる時代に、あれだけのミュージシャンを使い楽器の音色を大切に思いっきり歌う。
しかも、腕利きのバックと演ることで益々成長しているのが手に取る様に解る。
今回のアルバムにも、(ボーナスディスクのライヴも含めれば)天野清継・今剛・知野芳彦・松田肇(G)、坂本竜太・岡沢章(B)、村上“ポンタ”秀一・岸田容男・外薗雄一(Ds)、宮崎裕介・井上鑑・笹路正徳(Kb)、斉藤ノブ・富村“TURBO”唯(Perc)、本間将人・近藤淳也(Sax)、田中充・中野勇介・川上鉄平・湯本淳希(Tp)、鹿討奏・黒澤沙紀・原田彩香・半田信英(Tb)、KAZCO・ハルナ・原田卓也・浜田美樹・村瀬由衣(Cho)という様に30名近いプレイヤーが参加しています。
いいミュージシャンがぶつかることで音楽のステージが上がると思っている私にとって、今のポップスの世界で(若手なのに)この姿勢を貫くジャンクくんはリスペクトする存在なのです。
アルバム曲のおススメは、へヴィなリズムと軽やかなサビメロに切れのいいホーンが絡むファンキーチューン「誘惑」。自然に腰が動きます(笑)
タメの効いたスロウグルーヴのお手本の様な「Wandering Again」も素晴らしい。サビの“吐き捨てるだけの生業は”のところでゾクッとします。
こんな音楽が世の中に溢れ愛される様になれば、日本のポップスシーンも捨てたもんじゃないなと思うんですが(苦笑)