日本グルーヴチューン振興会

嵐「Endless Game」

歯茎の中に真横に埋まってた親知らずを切開手術で取り除いた直後なので、疼きと戦いながら書いてます(苦笑)
本日の一枚は、嵐のシングル。






「Endless Game」
2013/5/29リリース
ジェイストーム
JACA-5366~5367(初回盤)
JACA-5368(通常盤)
Endlessgamesp Endlessgamenormal














櫻井くん主演の“家族ゲーム”のエンディングテーマとしてリリースされた本作。今まで、主題歌としての縛りによる不自由さを伴う作りに閉口していた私ですが、この曲に関してだけはその縛りが良い方向に作用した様に思います。
ドラマのエンディングでこの曲が流れると、その世界観とのマッチングによる収まりの良さが素晴らしいと感じました。
テープの逆回し再生からストリングスが傾れ込むイントロの疾走感、ヴォーカルエフェクトを多用するAメロの掛け合い、力強いスタッカートでサビへの期待感を演出するBメロ、そして3連シャッフルが妙にゾクゾクさせるサビ・・・・・短いけど印象的にリットさせるブリッジまで、練り上げられた曲構成のディテールにスタッフの意気込みを感じられます。



初回盤のカップリング「Magic hour」は、小田木隆明(元リトル・バッハ!!)が作曲に名を連ね、吉岡たくがアレンジしたロックステディ。アフタービートとストリングスが柔らかい匂いを醸し出す。
通常盤の方は「Intergalactic」と「モノクロ」という2曲だが、この2曲が本当に珍しい路線というか面白い。
「Intergalactic」は、非常にベースが効いたハードなダンスエレクトロ。イントロとか若干の和テイストも織り交ぜつつも、全編に渡ってテクノを感じる一曲。惜しむらくは、色気が出たのかサビの歌メロが少しベタになった事(この曲ならむしろ抑揚を押さえて押し通す方が良かったかも・・・・)くらいで、嵐の今までのエレクトログルーヴの中でも新機軸を示す作品。
「モノクロ」に至っては、スインギーなジャイヴでありながらオールドテイストに落とし込まず、ちゃんと今の音にブラッシュアップしているのが素晴らしい。カッティングのドライヴ感やフィドルの柔らかい音が効果的に使われていて、タキシードで踊って欲しいと思わせるゴージャスな作りです。





個人的には、これは攻めの嵐だと感じます。
新しい世界が垣間見える、良作だと思うのです。


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