日本グルーヴチューン振興会

WHY@DOLL「君はSteady」

二週間のご無沙汰でした。3月も中旬になり、そろそろ年度末も大詰め。仕事がどの様に転ぶか、期待と不安が入り混じるこの頃でございます。

 

そんな春の訪れも目の前に迫った日々を気持ち良くしてくれるシングルがコチラ。

 

 

 

WHY@DOLL

「君はSteady」

2017/2/28リリース

T-Palette Records

TPRC-0172

 

 

 

 

 

北海道出身のオーガニックアイドルユニット、“ほわどる”ことWHY@DOLLのTパレット移籍第二弾シングルです。

前作「菫アイオライト」は本当に素晴らしい曲で、去年のベストシングルの一角を占める水準だった訳ですが、今回も最高でした。

 

タイトルチューンは、今勢いに乗るポップユニットONIGAWARAが手掛けた楽曲。

作詞が竹内サティフォ、Programmingとミキシングを斉藤伸也、作曲・編曲・コーラスとギターを2人で手掛けた、正にONIGAWARAメイドな一曲。

2人のコーラスや軽やかなギター、アッパーグルーヴとポップネスが炸裂するトラックメイク、とても心弾む気持ちの良い楽曲に仕上がっています。

 

そして、驚かされるのはカップリングが負けず劣らず・・・・というか個人的にはコッチの方が好きかもと思わされる名曲。

「菫アイオライト」を手掛けた吉田哲人(作・編曲とプログラミング&mix)と長谷泰宏(共同編曲とストリングスアレンジ&鍵盤)の楽曲ですが、めちゃくちゃお洒落なアーバンミドルグルーヴで最高でした。

イントロや間奏で聴けるエモーショナルなシビレるアルトサックスは名手:竹上良成。インストだけでも満足できるくらいの完成度。

自分好みのアーバンアイドルグルーヴとしてはTomato n' PineやNegiccoに匹敵するクオリティで、聴いてると角松敏生辺りのアダルトオリエンテッドグルーヴの匂いも感じられるのです。

前作から今作への流れを踏襲してアルバムを作ってくれたら、今年を代表するアルバムになるのではないかと期待せざるを得ない。

それくらいのレヴェルだと確信しています。

 

楽曲派アイドルはムーヴメント全体からするとニッチな存在なのかもしれませんが、こと音楽という要素だけ考えればこれほど面白い世界はありません。

自作自演に拘ってタコツボ化している界隈に比べたら楽曲の作り手の矜持やポテンシャルが楽しめる、とても面白い世界だと思うのです。

 

そんなアイドル界隈でも彼女たちの楽曲は本当に高い水準で楽しませてくれます。

偏見なく聴いて、そして感じて貰えたらこんなに嬉しい事はありません。


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