9月の初書きですね・・・・・・・
また半月も放置してもた(苦笑)
“夏枯れ”の7,8月も終わって、9月からは結構なリリースラッシュになります。
もうちょっとちゃんと書かないと
さて、今回は珍しく“ジャニーズ”ものです。
嵐
『ARASHI 5×10 All the BEST! 1999-2009』
2009/8/19リリース
ジェイ・ストーム
JACA-5199~5201
日本の男性アイドルポップ史に、ジャニーズという事務所が果たした役割は非常に大きいと思います。
私はオトコですし、ガールズポップスマニアなので、そんなに積極的に食いつくコトは無かったけど(笑)
しかし、ジャニーズが送り出してきたシングル曲の中には、そこらのアーティストが裸足で逃げ出すクォリティを誇る曲が存在しているのは認めるべき。
古くは郷ひろみの「よろしく哀愁」、田原俊彦の「悲しみ2(TOO)ヤング」、近藤真彦の「ハイティーンブギ」、THE GOOD-BYEの中後期の作品群、少年隊の「STRIPE BLUE」「ABC」「湾岸スキーヤー」etc.
そんな中で、「ジャニーズクォリティ」を決定的にしたのは、1992年末から2000年にかけてのSMAP、Kinki Kids、そしてこの嵐だろうと思う(最近では「関風ファイティング」以降の関ジャニ∞も加えていい)
特に、出来のいいシングルの数で言えば嵐がダントツなのでは?
過去のジャニーズもので言えば、筒美京平や馬飼野康二といった職業作曲家や、山下達郎や林田健司辺りのアーティストが重要なキーマンであったが、嵐に限って言えば有名無名を問わず多岐に亘るクリエイターを使って、実にバラエティに富んだ楽曲を送り出してきた。
個人的にターニングポイントになったのは「a Day in Our Life」かな。
バックトラックのキャッチーな感じがグッときた。
そこからは、「ナイスな心意気」「PIKA☆NCHI」「とまどいながら」「ハダシの未来」「言葉より大切なもの」「PIKA★★NCHI DOUBLE」といった名曲群を連発。
そして「Love so sweet」から始まる第2期黄金期に突入して現在に至る。
その全てにおいて重要なのは、大野智というヴォーカリストの存在だと思うのだ。
5人で歌っていても一人だけ耳に残る存在感と声質。
安定感と危うさが同居する、ジャニーズとしては稀有なヴォーカル。
彼の声聴きたさで、嵐の歌をウォッチしているといってもイイ
そんな嵐のシングルコレクション、いくらガールズポップマニアの私でも手を出さない訳にはいかない(笑)
実際、買っただけの価値は十二分にある。
極めて個人的な意見だが、おそらく21世紀最初の10年で、最も重要な男性アイドル歌謡の担い手だと評価して良い存在。