世にも奇妙な

私は、週に５０以上の番組を見るテレビっ子なのだが、その殆どが音楽とバラエティでドラマを見ない人である。特に１クール物のシリアス恋愛系なんかは。でも単発のドラマは時々見てる。今日も「世にも奇妙な物語」を見た。短編オムニバスという形式も好みだし、ＳＦショートショートっぽい話は昔から好きなので。
で、『過去からの日記』である。これ、メチャクチャ好きだぁ～！元来ファンタジーに全く興味が無い私だけど、この“切なさ”の前にはそんなコトどうでもよくなった。実際、見てる最中はずっと鳥肌たててたし、ウルウルきてたし。ストーリーは、３年前に余命一年と宣告された少女と現在の世界で作品を生み出せない小説家が交換日記をする（１つの日記帳に時を隔てた２人が書くと字が浮かび上がる、という荒唐無稽な設定が堪りません）というモノ。なんといっても少女役の蒼井優が凄くイイんだ。３年後は生きているはずがない彼女に対して、「明日、君に会いに行く」と日記に綴るシーンでは泣きそうになった。奇跡は起こらなかった、としてストーリーは進む。が、少女とのやり取りを小説にして作品を完成させた小説家が、彼女と約束した待ち合わせ場所に通い、そこに現れる彼女・・・というラストシーンの優ちゃんはすっげーキュートで、最高のハッピーエンドだったなぁ。
ホント久しぶりに、見終わって清々しいと感じるドラマでありました。