もう、何があっても驚かん(笑)
このクオリティはなんなんだ・・・・・・・・
東京女子流
「Liar/W.M.A.D」
2011/11/23リリース
エイベックス
AVCD-48239
昨年の10月、4枚目のシングル「ヒマワリと星屑」でその魅力にハマり、それ以来できるだけ楽曲を追い続けているローティーンアイドル。
その楽曲の質の高さは、アイドルグループ流行りのシーンの中でも突出した存在。
今年、カヴァーのシングルを出し、5月にはアルバムリリース、直後にシングルカットしたタイトル曲、そして8月のシングルと、高いレヴェルで楽曲を出し続ける彼女たち。
今回の曲を含めて、今年のベストアイドルといっても過言ではない大活躍。
何が凄いって、まだまだ発展途上だというのが驚異なのだ。
全然、アタマを打つ気配が無い。
そんな未完成なアイドルに、完成されたカッコいいグルーヴチューンを与えるスタッフの姿勢は、本当に評価していいと思うのです。
タイトルチューンは、AYUSE KOZUEの楽曲REMIXコンテストでの受賞もしている気鋭のユニット“Asiatic Orchestra”が曲を書き、お馴染みの松井寛がアレンジを手掛けたアッパーグルーヴ。
松井アレンジというだけで、安心の保証書が付いている様なモノです(笑)
今回も、土方隆行のギターが効いてます。イントロから腰に響くドラムもGOOD!
カップリングのタイトルは、“ピーターパン”に出てくるウェンディ、モイラー、アンジェラ、ダーリングにちなんでとのこと。
「鼓動の秘密」を書いた渡辺翔の作曲で、アイドルポップのど真ん中をいくメロディが魅力的。
もちろん、ギターを生かした松井氏の仕事は言うまでもなく素晴らしい。
そして、通常盤のカップリングは「Liar」のRoyal Mirrorball Mix。
イントロから、クイーンの「地獄へ道づれ」を彷彿とさせるベースラインが印象的なディスコファンクに仕立てられてて、実にカッコいい。
彼女たちは、決してアイドルという枠を飛び出さず、その世界の中でアイドルらしからぬアレンジの曲を歌う。
アイドルの縛りの中で、アイドルを超える曲を世に問う。
売上的には、AKB48の百分の一。韓流アイドルにも及ばないだろうけど、そのクオリティは桁違い。
アイドルでありながら、そこらのアーティスト然とした奴らを凌駕する楽曲を歌う稀有な存在。
この軸がブレない感じを、ずっと保ち続けて欲しいと願うのです。
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YouTube: Liar/東京女子流
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YouTube: 東京女子流*「WMAD」 radio rip