日本グルーヴチューン振興会

2014年のマイレコメンド

1か月近く放置してしまった・・・・・なかなか時間が取れず、更新が滞ってしまい申し訳ありません。

そんなこんなしている内に最早年末。今年リリースされたモノから、私が買ったおススメ盤を取りとめなく書いてみます。

 

まずアルバムのベスト3はコチラ。

・『愛の関係』GREAT3

・『ナマで踊ろう』坂本慎太郎

・『TRIO』高野寛

 

GREAT3の片寄明人、坂本慎太郎、高野寛の三者は私とほぼ同世代のアラフィフで、1990年前後から音楽シーンで活躍する25年選手という共通点があり、そのキャリアに裏打ちされた確固たる世界を確立している彼らが、今年発表したアルバムが本当に素晴らしかった。あまりに良すぎて、私の筆力ではレヴューが書けないと断念したくらい(苦笑)

3枚に揃って言える事は、全編に漂う色気の絶妙さ。夜のBGM(笑)として秀逸な下品過ぎないエロティックな佇まいに溢れた作品だったというコト。ベテランの凄みを感じました。

ちなみに、この別格の3枚を含めてオリジナルフルアルバムのベスト10を挙げるとするなら、他の7枚は以下のとおり(順不同)

・パスピエ『幕の内ISM』

Smooth Ace『SING LIKE CHILDREN』

ウワノソラ『ウワノソラ』

東京女子流『KILLING ME SOFTLY』

Especia『GUSTO』

・SMAP『Mr.S』

UNCHAIN『N.E.W.S.』

次点は

ノーナ・リーヴス『FOREVER FOREVER』

・秀吉『テルハノイバラ』

といった辺りでしょうか・・・・

 

今年もカヴァーアルバムやトリビュートアルバムを何枚か買いましたが、その中から印象に残った作品を。

木下航志くんの『ワンダフル・ワールド』は、彼のピアノとヴォーカルの魅力が堪能できる名カヴァー集。スティーヴィー・ワンダーの「Overjoyed」は個人的に本家以上に好きです。6曲目の「家路」は聴いてて泣きそうになるくらいの名唱。

 

『宇多田ヒカルのうた』における井上陽水(とオルケスタ・デ・ラ・ルス)による「SAKURAドロップス」の大胆な解釈に、大御所の凄みを感じたり。

吉井和哉の『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!』を聴いて、クリエーションの「SPINNING TOE HOLD」や内山田洋とクールファイブの「噂の女」の名曲っぷりを再確認したり。

『Why not Clammbon!?クラムボントリビュート』は、レキシ「大貧民」とNONA REEVES「SUPER☆STAR」、TOKYO No1 SOUL SET「はなれ ばなれ」の3曲が個人的にツボ。原曲の良さと彼らの味わいが絶妙のバランスで溶け合ってた。

 

 

シングルに関しては、この3枚。

・Negicco「光のシュプール」

・cero「Orphans/夜去」

・ペトロールズ「SIDE BY SIDE」

 

「光のシュプール」はメロディ・アレンジ・歌唱が最高のバランスで融合したアイドルポップの金字塔。「Orphans」は、理屈じゃなくて聴いてて泣きそうになる佇まいが堪らない。ペトロールズは長岡氏の存在感が心に楔を打ちまくる。どれも素晴らしかったです。

 

 

今年はミニアルバムに印象的なモノが多くて嬉しい1年でした。

ルルルルズの『色即是空』

にげたひつじ『nigetahitsuji』

北園みなみ『PROMENADE』

Shiggy Jr.『LISTEN TO THE MUSIC』

give me wallets『In My Dreams』『Looking For The Special』

 

この5組の若手ミュージシャンが今年出してくれたこれらの作品は、これからのポップミュージックの未来を明るく照らす道標だと思えるのです。もちろん、アルバムのベストに入れたウワノソラやUNCHAINやパスピエという辺りも含めて。

にげたひつじのポップセンスの確かさやシギージュニアの王道感、ルルルルズの浮遊する心地良さ、ギブミーウォレッツの新世代ディスコポップ、北園みなみの卓越したアレンジセンス・・・・本当に彼らがいて良かったと思える。

ちらみに、北園みなみの「ソフトポップ」のホーンとストリングスは今年一番好きなアレンジ。ギブミーの「Weekend」は楽曲単位でいえば今年のベスト5に入る名曲。にげたひつじの「気持ちは珊瑚色」の気持ち良さは今年一番ニヤニヤした(笑)

 

 

そして、彼らと共にこれからのJ-POPを担うと信じてやまないのがBRADIO。ミニアルバム『Swipe Times』とシングル「オトナHIT PARADE/Step In Time」はどちらもカッコよくて楽しくて幸せな気持ちになれる作品。彼らがもっともっと大きな存在になっていくことで、もっとポップミュージックの世界が華やかになるだろうと思えるのです。

 

 

 

なんだかんだ言って、豊作の1年だったと思います。自分の好みが自覚できていれば、イイなぁと思うモノを探すのはそれ程難しいモノではなく、寧ろ聴きたいものがあり過ぎて追いつかないくらいの1年。

イイ時代になったものです。ただ、その自分が好きな作り手がちゃんと作り続けていけるように、聴き手も微力ながら支えていかなきゃなと思うのです。

 

 

追記:レヴューしてあるモノはリンク貼ってあります。未レヴューのモノは試聴できるモノも多いので、探して聴いてみてください。


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