初夏の話ですが・・・、
シーズンオフという事で 石油ファンヒーターの分解点検・掃除を依頼されました。
トヨトミさんのLC-L423Eというファンヒーターです。
結構な年数は経っているのですが、とりあえず分解してみます。
前面を外してみて、ちょっとびっくり。
基板が燃焼筒の真上にある!(多くは右側のタンクの前か、燃焼筒の下にある)
後ろはどうかな?
ファンとファンモーターを外カバーに支えているネジが1個です。
へ~?!ほぉ~?!と思うところがいっぱいです。
こういう時は画像をバシバシ撮っておきます。後でわかんなくなると困るから・・・。
あ、本日分解掃除しているのは 私(電気屋の妻・このブログの管理人)です。
基板には たくさんの線が繋がっていますが 気持ちを落ち着けて見てみると
全て 色・大きさ・ピンの数がダブっていないので 刺し間違えようが有りません。
また 夫に分解の際のコツとしてアドバイスされたのは、「線についた癖を無理に直さないこと」
「うっすら付いているホコリをギリギリまで掃除しないこと」でした。
これを、気が利いたふりして 線の癖を取ろうと伸ばしたり拭いたりすると、
線が混乱したときに 向きがわからなくなったり 変なところに差したりします。
基板の中には 差したくなるけど差さなくていい差し込み口の形もあるんです。
線は余ることはないのですが、差し込み口はダミーっぽいのがあります。
このアドバイスは 後々 AV配線や自作PCの時にも役に立ちました。
さて、基板を外して 燃焼筒を見てみましょう。
バーナーヘッドが白くなっています。
最近はお部屋の中で 各種スプレーを使用する事が多いし、柔軟剤やコンディショナーも欠かさず使うし。
磨けば今シーズンぐらいは使えるかな?どうしよう・・・。
でも 燃焼部分がこれだけ変形もしているし。
この燃焼部分までの画像をプリントアウトして、お客様に見て頂きました。
経過年数も考えて これは処分になります。
新築や賃貸物件では 石油ファンヒーターの使用を禁止しているところも増えてきました。(結露の問題)
値段は安いし、即暖性もあるんですが、灯油の管理もしなくちゃいけないからか、需要が減ってきました。
でもまだまだ こうやって十年以上活躍した機種も出てきます。お疲れ様でした。