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今日は運悪く雨が降ってきてしまいましたが、昨日はドライコンディションで乗れました。
店の周りの舗装路をちょっと乗っただけでは、実は印象が悪くて、やっぱりオリジナルの可変システムのバイクだからこんなもんかと思っていたのですが、ダートに入ると印象が一変しました。
このバイクは前後ともに160mmストロークするように作られています。
シングルクラウンでもいけるところを、構造的な都合もあってでしょうがダブルクラウンを採用しているのが効いているのでしょう、車重は軽いのに安心感はDHバイクのそれに近いものがあります。
コーナーでは比較的早くグリップ限界を迎えて滑り出すんですけれど、その滑り方がまた良いです。フロント3リア7くらいの割合で滑っていき、その滑り出し方もゆっくりとしているのでコントロールしやすいです。
最初のコーナーでこの挙動を確かめ、すぐに気に入ってそこからは常に全開で走りました。
サスの動きは前後ともちょっともっさりしていて、これがまた舗装路での印象の悪さにつながっているんですけど、もともとストロークそのものは豊かなので、オフロードではたっぷりした余裕に感じられ好印象でした。
バイクの動きは常にゆったりしていて急な挙動を示さないので、初心者や急な動きがきつくなってきたライダーには最適です。
可変機構は最もXC的なポジションは違和感が強いので舗装登りくらいでしか使えません。
無段階可変であるために中途半端なところで使うと非常に調子良いポイントがあることに気づきました。
このバイク、知名度は低いかもしれませんが、コンセプト通りの性能をきちっと持ったすごいバイクです。
非レース用バイクがとんがった性能を持っていても無駄ですし、こういう風にライダーに安心感を与えるように作ってもらったほうがずっと楽しく乗れますし、自分の限界に容易に挑めます。
ちょっと値は張りますが、それだけの価値があるバイクです。