時間ができたらまた再開いたします。
メーカー発の完成車はある程度かたい雪面を走るセッティングである場合が多いです。
MUKLUKもアラスカの路面に合わせてあるのでフカフカの雪には合ってません。
そこで柔らかく深い雪用にセッティングを変えました。

重要ポイントはタイヤです。
SURLY BUDとLOUの組み合わせに変更しています。
圧倒的なエアボリュームとしなやかなケーシングで雪を優しくとらえ確実にグリップします。
浮力も他の追随を許しません。

軽くするためにドロッパーポストではなくシートクイックにしています。
登りは登り、下りは下りとはっきり分かれている雪山なら頻繁に高さを変えないのでこれで十分です。

重要なのはリアタイヤへの荷重がガッチリとかかるシート位置です。
雪の上ではフロント荷重を最低限にして、リアタイヤに可能な限り最大の荷重をかけて走ります。
だからフォワードジオメトリー、リアタイヤの真上にあるシートです。
その状態では尻にショックが来てトラクションが乱れるのでbikeyokeSAGMAが必要です。
ナローQファクター、スラムの分かりやすいシフトフィールも厚いグローブでは重要です。
このバイクは今までの経験が全て入った仕様になっています。