仙台のMTBショップDimensionの日記

44mmヘッドチューブとは

長らくMTBの標準ヘッドチューブとして活躍してきた1-1/8(1.125インチ)ヘッドチューブでは、最新のパーツに対して剛性が足りず、且つ29インチの台頭によりヘッドチューブを出来る限り短くしたいという希望にも応えられなくなってきた為に、ヘッドチューブはあたらなる時代に入ったのは10年以上前のことなんですが、最近やっととても賢いサイズとして44mm径のヘッドチューブを採用するメーカーか増えてきました。

昨日のBUZZARDが良い例ですが、ぶっちゃけただパイプをぶった切っただけでも良いので採用のハードルが低いためクロモリのフレームにも簡単に採用できます。
そして、さまざまなヘッドセットを取り付けることにより、1-1/8やテーパード、はたまた1.5のステアリングコラムまで装着できるのです。
BUZZARDはFIREEYEの最新型ヘッドセットにすることによりテーパードコラムのフォークをつけています。
上ワンは中に入っていて、下ワンが外に飛び出ています。

SALSA MUKLUKはアルミフレームで上下とも中にワンを入れて1-1/8のコラムをつけています。ヘッドセットを内蔵できるので、長さを非常に短くすることが出来ています。

DARTMOOR HONETも同じです。ただこちらのヘッドチューブは鍛造によってただのパイプではない形状になっています。アルミではこのタイプが多いです。

一見同じように見えるNSのヘッドパイプですが、これは全く違います。
これはベアリングそのものをフレームに直接取り付ける(ワンが無い)タイプです。
このタイプは違いますのでご注意ください。
もし、貴方のバイクが44mm径のヘッドチューブであるならば、アップグレードとしてテーパードコラムのフォークにすることが出来るので、もし、ヘッド周りの剛性が足らないなあと思ったらフォークを交換する際にコラムを換えてみてください。ステムはそのままで大丈夫です。


BUZZARDインプレです。
私の予想通り、基本的にはグッドトレイルバイクでして、長いフォークと短いリアセンター、寝たヘッドアングルによって下りも攻め込めるよ。ってバイクでした。
KONA TAROは完全なハンドリングマシンで短距離レーサーって感じだったので、大きく違うバイクになりました。
普段は上品な乗り味のクロモリバイクでトレイルを流しつつ、下りが来ればこちらのもの。とても楽しくせめて走れるという感じです。
イメージとしてはこの動画が近いと思います。

Kona 2013 Explosif 27.5 from Kona Bikes on Vimeo.


ハンドリングは攻めれば攻めるほど、曲がっていく性格なので、普段は穏やかなバイクです。
フレームもやっぱりしなやかでスムーズなので、とても上品に走ってくれます。
KONA HONZOより、TRANSITION TransAMに近いと思います。
大人に乗ってもらいたいバイクですね。
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