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いよいよ福島県新地町にできたVelosolutionsによる世界最先端パンプトラック が11日にオープン(新地町民のみ)します。
TUBAGRA所属プロライダー高橋開が管理人を務めるので、トラックを走るだけでなく、走り方を教えてもらったり、バイクのセットアップについて質問したりすることができる素晴らしい施設です。
私なりにパンプトラック を走るとこんないいことがあるよというのをお話ししたいと思います。
まず第一に重力を利用した自転車の進め方が詰まっています。
パンプトラック はペダルを漕がずに走るコースです。じゃあなんで進むのかというと、路面の起伏を利用して昆布の下りでバイクを押し込んで加速、昆布の上り斜面は体で吸収して減速を防ぐという走り方です。
もっと加速できる場面は多々あるのですが、基本はそんな感じです。
これがものすごく難しいんです。タイミングは本当に1cm、0.1秒以下のレベルでぴったり合わせなければなりませんし、大体前輪と降臨でコブを超えるタイミングが違うんですよ。だから腕と脚のプッシュするタイミングがずれています。その差0.1秒レベルです。
かつ、縦の重力変化だけじゃなく、コーナーリングも速度が落ちないように壁を走るようになっていますので、横にもGがきます。
その縦横のGの変化を一瞬で体に対応させなければなりません。これは感じ取る力に加え、脳が正しく命令を体にだし、さらに体の筋肉が正しく反応しなければなりません。年寄りには殊の外大変で、私は今かなり高い壁に当たっているのを感じます。
そして次に、この運動は純粋に無酸素運動です。
ロングコースで40秒かかるんですが、その間ずっと全力疾走しているのと一緒です。もう本当にきついです。
キッズコースは短いので何周かできますが、ロングコースは一周フルパワーでいけません。半周で死にます。
筋力レベルもかなり高い物を要求されますので、純粋に筋トレです。
最後に定点カメラでライドを全部撮ることが出来る。
上手い人と自分を同じアングルで撮影し、どこがどう違うのか簡単に確認することができます。
今回私と開のライドを撮影して比べました。その差は理解したので次回のライドに活かしたいと思います。
しかし筋力の差による物なので、容易ではないでしょう。
こんな感じで、安全に(転ぶ可能性はかなり低いです)、外界から遮断された空間で、何度でも練習することができます。
MTBはもちろん、ロードバイクでは普段経験することが難しい、動きを徹底的に練習することができます。
普段の練習にパンプトラック の練習を加えるだけで、飛躍的に乗り物に乗ることが深く理解できるようになると思いますよ。
ぜひ走りに行ってみてください。
新地パンプトラック のインスタグラムのページがあります。
https://www.instagram.com/shinchi_pumptrack/?fbclid=IwAR24zWROGH177p8YsHgCEMpSSDZWgFt0zN-U_STu2Gf2LXolqLGvNuyf8eQ
こちらから詳細をご確認ください。