仙台のMTBショップDimensionの日記

あまり語られてこなかったことですが


最近のこの写真のようにヘッドアングルが極度に寝かされ、シートアングルが立っているジオメトリーのバイクは、完成車にドロッパーポストが標準装備されています。
これはなんでかというと、下りでシートを高いままにして乗ろうとするとシートが非常に邪魔だからです。
このてのジオメトリのバイクはリアに荷重をかけて乗るので、必然的にお尻はちょっと後ろにあったほうが安定します。
お尻を後ろに下げたいのにシートアングルが立っていることでシートが前にあるんですよ。
邪魔でしょうがありません。
だからドロッパーポストでシートを下げなきゃならないんですよ。

ヘッドアングルが寝かされると、ハンドルを切って曲がるという動作が有効ではなくなります。
どんなところでもバイクを傾けて曲がらなければなりません。
バイクを傾けてでこぼこ道を走りたければ、やはり座っていてはいけません。
立って乗るべきです。
そういうわけで、普通に街中を乗る時でもそれなりに心が戦闘体制じゃないといけないんですよ。

そんな時にこのバイク、座ったままで非常に気持ちよくタイヤに意思が伝わります。

このバイクにはドロッパーが搭載されておりませんが、それは必要ないからです。
シートに座ったままで非常に良い荷重バランスを持っています。
ほどほどのヘッドアングルとある程度後退したシート位置が効いています。
ある意味オーソドクスと言えるものなんですが、これが良いんですよ。
このバイクはフォークがrockshoxなのでしっかりとした仕事をしてくれるので、29インチタイヤとも相まってフラットダートは非常に高速で走ることができます。
BIG HONZOにばかり注目が集まりますが、下りにフォーカスせず全域での走りやすさを求めるのならばMAHUNAに一日の長があります。是非ご検討ください。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ライド」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事