江戸時代までの旧暦九月の秋祭りが、明治になって新暦に改まると、それに合わせて暦が凡そひと月前倒しになりました。
祭りなど季節的なものは、そう簡単に暦は動かせないわけですが、そこを無茶をしたので東京の旧農村部の当市では、本来、稲の刈り取り後だった秋祭りが刈り取りと重なるようになってしまいました。専業農家が多かった時代は刈り取りと祭の準備とで、大変な忙しさだったと思います。
そこで昨今の温暖化対策を主に、今年から九月第一日曜の祭礼を旧暦換算に戻し、十月第一日曜日にしました。江戸時代までの本来の季節感に復帰したわけです。これで熱中症の心配が大分減ることになります。ただ、日が短くなるので、例年どおりの計画は端折らないとなりません。