きみの靴の中の砂

いったいなにを待ちわびていたというのか...





 リゾートホテルのプールサイドのバーが、やっとクローズした深夜、
 泊まり客のざわめきも次第に遠のき、
 今、聞こえているのは目の前のリーフに遠く近く砕ける波の音だけ。

 熱帯の夜を照らしたカクテルライトも間もなく消える頃だ。

                             

 さて、今日いち日、わたしは、いったいなにを待ちわびていたというのか...。




The Mystics / Hushabye


 

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