硝子が弾けたように陽射しの眩しい七月のある日、彼への扉が開いた。 * 『ボクは「創っている時」が一番たのしい。創る ------ これはプロセスだ。完成したものはもうボクの所有物ではない。プロセスこそが創造だ。 / 杉山登志』 〈昭和四十二年『宣伝会議』四月号「怒れ、怒れ」より〉 杉山登志 / 資生堂シフォネットCM 1973