すっかり冬枯れた街の 舗道に沿った垣根の先に 蜜柑色の 握りこぶし程の果実が 七つ、八つ実を結ぶ。 遠目には 温暖な土地に幾千にも実る 晩白柚(ばんぺいゆ)や不知火(しらぬい)の仲間なのだろう。 * ほんの数日なのに 随分長いこと きみに逢っていないような気がする。 【Yasuhiro Abe - Double Imagination】