きみの靴の中の砂

ル・クレジオとゴダール





 今も発行が続く、フランスの情報誌『レクスプレス』で1966年にル・クレジオとゴダールが『芸術家の使命とはなにか』という対談をしている。
 ル・クレジオは40年生まれだから、この対談の時は26才。『調書』でルノード賞を獲り、華々しくデビューしたのが対談の3年前。
 67年のエッセー集『物質的恍惚』まで全部読んでるはずなのだが、思い出せないところをみると理解不十分のまま読了したか。

 対談は、大学の語学、芸術学、文学などの幅広い分野でテキストに十分使えそうな内容である。テーマは下記の三点。
『映画と文学の差』(大局の話)
『絵画・狂気・詩』(作家としての、それぞれの成立まで)
『道徳と宗教』(作家の立場について)

 要約は難しい。対話自体が Propaganda だ。


 

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