原作者は、フィリップ・ロス。私小説風の作品で、全米図書館賞を受賞したから、アメリカの公立図書館には『必ずある』ことになっている。でも、映画の方の出来は大したことはなく、こぢんまりとしたメロドラマといった作り...。なのに、しばらくするとまた観たくなるのは、きっとアソシエイションが歌うドラマチックな主題歌のせいに違いない。冒頭、この歌が聞こえてくると、脳が勝手に、作品から受ける印象を良くしようと好意的に働き出すのがわかる。
出演者も、今となっては懐かしい人達ばかりとなった。
【The Association - Goodbye Columbus】