マルチニークでは、ラムに角砂糖を落として飲むのが常套だとか。それは英国資本の鉱山で、鉱夫が食事量の不足を補うため、食後の紅茶に、飽和して溶けない程の粉砂糖を入れて飲むことと似ているかもしれない。言い換えれば、飯代を酒代に注ぎ込む一種の方策なのだろう。
そんな話を冗談交じりにフォール=ド=フランスの安い立ち飲み屋ですれば、客である現地の老人達もニヤリとして、口元から、虫歯で欠けた愛嬌のある前歯をのぞかせるのであった。
Perpetuum Jazzile / Wave
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