ちょうど1年前。
トム・キーファーというシンガーのソロアルバムが発売になったんです。
あたしゃ、ぜーんぜん知らんで居りました。
ついこないだまで、本当に。
この人ね。
まぁ、ピンポイントで、知る人ぞ知る、80年代後半のハードロックブームのまっただ中に居た、ギラギラポップなメタルバンド....その名も、
シンデレラ
というバンドのリードヴォーカル&ギター、そしてソングライター....実質の中心人物であった人、なんですよ。
また変なお話を始めた、と思われるかもしれませんが(笑)。
今でこそ、ウクレレ唄うたい、なんて言ってますけどね(笑)、中学生~高校の最初の頃迄は、すごいハードロック少年だったんですよ!
ま、年代的にも、ちょうどムーヴメント的にも、ティーンど真ん中の我々がハマらないわけないですよね(笑)。
中3の頃、陸上部で一緒だった、ピザ君なる人物と、初めて体験したロックコンサートがこの、シンデレラの初来日公演だったり☆
その後のアタシの行く道を決定づけてしまった(爆)「BLUES」なる音楽を最初に教えてくれたバンド、いや、シンガーが、この、トムだったり☆
その容姿とは裏腹の、非常に渋い音楽性を持った、ハードロックバンドだったんですよ、この、シンデレラ、は(笑)。
これは、彼らの1stアルバム。
この、ジャケット(笑)。
アホかいな(笑)。
でもね、その初来日のライヴでは、中盤に「Tokyo Blues」なる、ド渋のブルーズナンバーを演奏したり、アンコールは、、レスポールから、テレキャスターに持ち替えてのストーンズナンバー~♪ジャンピン・ジャック・フラッシュ、だったり。。。
ほとんどロックの歴史やらの知識もなかったアタシが、そこまで鮮明に覚えているのだから、その音楽性の通好みな方向性がどれくらい腰の据わったもんだったかは、想像出来るでしょう。。。
問い時と云えば、LAメタル、と呼ばれた本当にギラギラのハードロックが主流。
ルーツ色をにおわせるバンドは、それほど居らんかったよ。
大ヒットする前のボンジョヴィだって、あんなにアーシーになったのはそれよりあとのこと。
ぶっちゃけ、この当時の、ルーツ回帰ブームに火をつけたのが、このバンド....トム・キーファーその人だったと言っても過言ではないと、アタシは思っています。
インタビューでは、いつも、ブルース、と云うことばを使い、影響を受けたのは
ジャニス・ジョプリン
スティーヴ・マリオット
と言い放ち、
BBキングの名作ライヴ・アルバム「ライヴ・アット・ザ・リーガル」がフェイヴァリット・レコードだと言っていたトム。。。
「そうか、その、ブルースって音楽を聴くと、こんなカッコいいバンドができるんだ!」
真面目に、真っすぐな音楽少年として出発したアタシは、そう考えたのでした。
彼らの音楽に憧れるが故に。
エレキギターを弾き始めたのもその頃。
買いましたよ、彼らの、その最初のアルバムのバンドスコア!
その後、三枚目までは順調に売れ続けたのですが、、、ハードロックがグランジや、オルタナティヴ、といった新しい退廃的なロックのブームに押されて急激に廃れてからは、、喉の故障と共に、つらい活動を強いられてきたはずです。
この人の唄を知っている人なら解ると思うのですが、男性とは思えない、ハイトーンのファルセットで、シャウトしまくるスタイル故、相当な負担を喉にかけ続けて居たに違いありません。。
そんなもう、すっかり忘れかけていた男が、なんと!
バンド時代を含めても20年ぶりに、新作を引っさげて戻ってきたんです!
それが、コレ。
もうね、ひさびさに、こういった熱い感激を味わったよ。。
この空白の20年、どれほどキツかったことか。
それでも、手術を繰り返し、かつてのような声ではないけれど、そのかわり、深い深い味わいを手に、新曲ばかりで固めたアルバムで、元気に復活してくれたんですから。。。
実はこの20年の間に、再結成だとか、いろいろあったんですが、その度に、過去の曲ばかりで固めたライブアルバムしか出さなかったので、もう、本当にガッカリしていたんですけどね。正直なところ。
それが。。。
偶然ネットで見つけた新曲の映像。
なんと、なんと味わい深い「今の」音!
もともとソングライターとしては素晴らしいセンスと才能を持っていたのですが、、、そこに年期が加わり、じつにナチュラルで深い、アメリカンロックを聴かせてくれているのです。。。
こんな素晴らしい便りが聴けるなら、20年、空けた甲斐もあったって、思うんじゃない?
実際、かつてのファンは、皆、すごい感激の嵐だったらしい。。
かくいう、アタシも、そのひとりに加わってしまった訳ですが(笑)。
音楽って、本当に、裏切らない。
アタシにとっては、もうほとんど唯一の、絶対的な存在です。
こんな音に触れることが出来ると、余計にそんな思いがココロをふるわせます。。。
ありがとう!
そして、お帰り、カムバックおめでとう、トム!
誰にでもお薦めはしませんが、かつてのシンデレラを知る人には、そして、シンデレラを少しでもいいな~って聴いていた方には、とにかく聴いていただきたい☆
涙無しには聴けないです、これは。
密かに新作をずっと、そう、新曲で固めた新作を期待して待っていた、そんな人には。
初めていったロックのコンサート。
会場は、名古屋市公会堂。
積み上げられた、マーシャルアンプから飛び出してきた、未体験の爆音。
よく覚えてますよ。
開演前のBGMは、これまた大好きだった、アメリカの南部のロケンローバンド~ジョージア・サテライツ、彼らのアルバムでした。
そんなところからも、トムの音楽の趣味がうかがえたのです。
当時、大ヒットしていたジョージアですが、このとき、シングル以外の曲を初めて聴き、とても印象に残ってね、アルバム買ったもん。
それからは、むしろ、シンデレラよりジョージアの方が長く好きでした、いや、今も大好き!
シンデレラは、その後、ガンズ&ローゼズ、なんかの方がカッコ良くて好きになってしまい、あまり聴かなくなったけど、もちろん好きなままでした☆
高校に入って、二枚目のアルバムが出、観に行ったよ、それも!
でも、最初の時の方が、ずっと衝撃的でした。。
これは、その二枚目のアルバム。
でも、このアルバムは、いよいよ、ブルーズ、と云うキーワードと共に、音楽全体が渋好みの方向に動き始めたアルバムでね、勉強だとも思って、相当聴き込んだよ。
でも、楽曲そのものの粒は、1stの方がずっと揃っていた気がしましたが、実際、今聴きかえしても、そう思うな。
それから1年半程で、3枚目が。
これは、もう、ハードロックと云うカテゴリー分けは必要なくなった感もある程、こなれて、アーシーになった、ナチュラルなロケンローアルバムでした。
友人が買って、貸してもらって聴き、買わなかったです(苦笑)。
この頃にはもう、本格的にブラックミュージックや、ルーツ音楽に傾倒していてね。
でも、めちゃめちゃいい曲が何曲も入っていることは確かで。。
すごいソングライターだなって、思ったかなぁ、この時は。。
ギターでも練習しました。
このあと、一枚でて、その後解散。
一時的な再結成ツアーなんかを挟んで、現在に至るのです。
しかし。
本当にいいロックアルバム。
再結成でチヤホヤやってる当時のバンドが多い中、これは、本当の新曲~新作、リアルな音楽で勝負して勝ち取った、素晴らしい記録、そしてドキュメントでもあるのです。。
トム・キーファーというシンガーのソロアルバムが発売になったんです。
あたしゃ、ぜーんぜん知らんで居りました。
ついこないだまで、本当に。
この人ね。
まぁ、ピンポイントで、知る人ぞ知る、80年代後半のハードロックブームのまっただ中に居た、ギラギラポップなメタルバンド....その名も、
シンデレラ
というバンドのリードヴォーカル&ギター、そしてソングライター....実質の中心人物であった人、なんですよ。
また変なお話を始めた、と思われるかもしれませんが(笑)。
今でこそ、ウクレレ唄うたい、なんて言ってますけどね(笑)、中学生~高校の最初の頃迄は、すごいハードロック少年だったんですよ!
ま、年代的にも、ちょうどムーヴメント的にも、ティーンど真ん中の我々がハマらないわけないですよね(笑)。
中3の頃、陸上部で一緒だった、ピザ君なる人物と、初めて体験したロックコンサートがこの、シンデレラの初来日公演だったり☆
その後のアタシの行く道を決定づけてしまった(爆)「BLUES」なる音楽を最初に教えてくれたバンド、いや、シンガーが、この、トムだったり☆
その容姿とは裏腹の、非常に渋い音楽性を持った、ハードロックバンドだったんですよ、この、シンデレラ、は(笑)。
これは、彼らの1stアルバム。
この、ジャケット(笑)。
アホかいな(笑)。
でもね、その初来日のライヴでは、中盤に「Tokyo Blues」なる、ド渋のブルーズナンバーを演奏したり、アンコールは、、レスポールから、テレキャスターに持ち替えてのストーンズナンバー~♪ジャンピン・ジャック・フラッシュ、だったり。。。
ほとんどロックの歴史やらの知識もなかったアタシが、そこまで鮮明に覚えているのだから、その音楽性の通好みな方向性がどれくらい腰の据わったもんだったかは、想像出来るでしょう。。。
問い時と云えば、LAメタル、と呼ばれた本当にギラギラのハードロックが主流。
ルーツ色をにおわせるバンドは、それほど居らんかったよ。
大ヒットする前のボンジョヴィだって、あんなにアーシーになったのはそれよりあとのこと。
ぶっちゃけ、この当時の、ルーツ回帰ブームに火をつけたのが、このバンド....トム・キーファーその人だったと言っても過言ではないと、アタシは思っています。
インタビューでは、いつも、ブルース、と云うことばを使い、影響を受けたのは
ジャニス・ジョプリン
スティーヴ・マリオット
と言い放ち、
BBキングの名作ライヴ・アルバム「ライヴ・アット・ザ・リーガル」がフェイヴァリット・レコードだと言っていたトム。。。
「そうか、その、ブルースって音楽を聴くと、こんなカッコいいバンドができるんだ!」
真面目に、真っすぐな音楽少年として出発したアタシは、そう考えたのでした。
彼らの音楽に憧れるが故に。
エレキギターを弾き始めたのもその頃。
買いましたよ、彼らの、その最初のアルバムのバンドスコア!
その後、三枚目までは順調に売れ続けたのですが、、、ハードロックがグランジや、オルタナティヴ、といった新しい退廃的なロックのブームに押されて急激に廃れてからは、、喉の故障と共に、つらい活動を強いられてきたはずです。
この人の唄を知っている人なら解ると思うのですが、男性とは思えない、ハイトーンのファルセットで、シャウトしまくるスタイル故、相当な負担を喉にかけ続けて居たに違いありません。。
そんなもう、すっかり忘れかけていた男が、なんと!
バンド時代を含めても20年ぶりに、新作を引っさげて戻ってきたんです!
それが、コレ。
もうね、ひさびさに、こういった熱い感激を味わったよ。。
この空白の20年、どれほどキツかったことか。
それでも、手術を繰り返し、かつてのような声ではないけれど、そのかわり、深い深い味わいを手に、新曲ばかりで固めたアルバムで、元気に復活してくれたんですから。。。
実はこの20年の間に、再結成だとか、いろいろあったんですが、その度に、過去の曲ばかりで固めたライブアルバムしか出さなかったので、もう、本当にガッカリしていたんですけどね。正直なところ。
それが。。。
偶然ネットで見つけた新曲の映像。
なんと、なんと味わい深い「今の」音!
もともとソングライターとしては素晴らしいセンスと才能を持っていたのですが、、、そこに年期が加わり、じつにナチュラルで深い、アメリカンロックを聴かせてくれているのです。。。
こんな素晴らしい便りが聴けるなら、20年、空けた甲斐もあったって、思うんじゃない?
実際、かつてのファンは、皆、すごい感激の嵐だったらしい。。
かくいう、アタシも、そのひとりに加わってしまった訳ですが(笑)。
音楽って、本当に、裏切らない。
アタシにとっては、もうほとんど唯一の、絶対的な存在です。
こんな音に触れることが出来ると、余計にそんな思いがココロをふるわせます。。。
ありがとう!
そして、お帰り、カムバックおめでとう、トム!
誰にでもお薦めはしませんが、かつてのシンデレラを知る人には、そして、シンデレラを少しでもいいな~って聴いていた方には、とにかく聴いていただきたい☆
涙無しには聴けないです、これは。
密かに新作をずっと、そう、新曲で固めた新作を期待して待っていた、そんな人には。
初めていったロックのコンサート。
会場は、名古屋市公会堂。
積み上げられた、マーシャルアンプから飛び出してきた、未体験の爆音。
よく覚えてますよ。
開演前のBGMは、これまた大好きだった、アメリカの南部のロケンローバンド~ジョージア・サテライツ、彼らのアルバムでした。
そんなところからも、トムの音楽の趣味がうかがえたのです。
当時、大ヒットしていたジョージアですが、このとき、シングル以外の曲を初めて聴き、とても印象に残ってね、アルバム買ったもん。
それからは、むしろ、シンデレラよりジョージアの方が長く好きでした、いや、今も大好き!
シンデレラは、その後、ガンズ&ローゼズ、なんかの方がカッコ良くて好きになってしまい、あまり聴かなくなったけど、もちろん好きなままでした☆
高校に入って、二枚目のアルバムが出、観に行ったよ、それも!
でも、最初の時の方が、ずっと衝撃的でした。。
これは、その二枚目のアルバム。
でも、このアルバムは、いよいよ、ブルーズ、と云うキーワードと共に、音楽全体が渋好みの方向に動き始めたアルバムでね、勉強だとも思って、相当聴き込んだよ。
でも、楽曲そのものの粒は、1stの方がずっと揃っていた気がしましたが、実際、今聴きかえしても、そう思うな。
それから1年半程で、3枚目が。
これは、もう、ハードロックと云うカテゴリー分けは必要なくなった感もある程、こなれて、アーシーになった、ナチュラルなロケンローアルバムでした。
友人が買って、貸してもらって聴き、買わなかったです(苦笑)。
この頃にはもう、本格的にブラックミュージックや、ルーツ音楽に傾倒していてね。
でも、めちゃめちゃいい曲が何曲も入っていることは確かで。。
すごいソングライターだなって、思ったかなぁ、この時は。。
ギターでも練習しました。
このあと、一枚でて、その後解散。
一時的な再結成ツアーなんかを挟んで、現在に至るのです。
しかし。
本当にいいロックアルバム。
再結成でチヤホヤやってる当時のバンドが多い中、これは、本当の新曲~新作、リアルな音楽で勝負して勝ち取った、素晴らしい記録、そしてドキュメントでもあるのです。。
おおー!
みつをさん!!!
またレアなところにコメント(笑)ありがとう!因みに、去年、2枚目のソロアルバムが出たよ☆
ぼくは1枚目の方が好きだけど♪
しかしシンデレラはかっこいいよ、いままたハマり中(笑)。
よかったら、、、最も売れなかったアルバム「スティルクライミング」を聴いて!!!
これすごくいい…
ふと、このブログを見つけて。。6年前なんだね^^;
シンデレラ大好きだった。
そこらへんのLAメタルとは一線を画してたよね。
もちろんファーストは相当聴いたけど、一番しびれたのは、セカンドの一曲目のリフだったな。
その後の事はは全く知らなかったけど、トムにはそんな事があったんだね。
そしてこのアルバム、、、最高だね!!
今のトムの声も凄く良い!曲、音も良い!シンデレラから年月を経た深みを明らかに感じるね。
ほんと、シンデレラを知らない人でも是非オススメしたい。
教えてくれてありがとう!
ね。ほんとうに。。。
声帯が半分動かなくなるというトラブルをかかえ、確かにもう昔のようにはハイトーンが出ません。
かすれてしまってるし…しかし、それでもなおかつ唄うという気迫と決意、そして、そう…!
まったく過去の遺産の価値とは違う、新曲群の素晴らしいこと…そこに、この、声のものがたりが、かさなって…ほんとうに勇気をいただいたロックアルバムでした。。
これは、たぶん、昔惚れ込んでいた人でないとそうは聴こえないのだと思いますが…ほんとうに涙ものの新作でした。
出なくなった声にここまで心揺さぶられたことは、今までなかった経験です!
最高ですね、まさかこんなに良いとは思いませんでした。全盛期以上の曲のクオリティとさえ感じます。
確かに声は変わってしまってますが、逆にあらゆる曲にマッチしやすいかなと。
なんとか来日ライブしないものでしょうかね?
ぼくにとっても、シンデレラは特別ですねやっぱり。。笑。
そう、この、トムに憧れて…ブルースやロックルロールの旅への扉を叩いたようなもんですから。。。