コロナ禍に突入した2020秋、そして翌年の2021春、偶然ぼくの目の前に現れた、二つの百年前の楽器たち。ひとつはセイレン高橋さん所有の西川オルガン。そしてもうひとつは、シンガーソングライター〜elliさんの同窓生でハワイアンのバンドメイトでもある、えがわさんが貸してくれたMartin style-3K。
たまたまこの時、二つの楽器がほぼ同時期にぼくの前に現れてさ。
まずこのオルガンを見た時、、
「百年前といったら…宮沢賢治さんがまだ生きていた頃。ひょっとしたら彼はこんなオルガンを弾いたのかもしれない!」
なーんて妄想が働いてね。そのあとすぐ追っかけるようにMartinの3Kに出会ってさ。。。
「え…この二つの楽器をコラボさせて音楽作ったらすごく面白くない?」
と、今回の作品の構想が芽生えてしまったのね☆
ヴィンテージ楽器に全く興味のなかったぼくとって、この、1920年代製のMartin 3Kとの出会いは衝撃的でした。。。
だって、百年も前のウクレレなんて…いくらMartinといえど、音程やら弾き心地やら、骨董品としての価値くらいしかなくて、今の楽器とは比べもんにならないだろうと思い込んでいたからね。。
それが、乾き切ったボディのおっきな鳴りといい、音程の素晴らしさといい…全くもって信じられないくらいのクオリティでさ。いや、世界のMartinでこんなに素晴らしかったんだ…それも、百年も前からこんなクオリティの楽器を作っていたなんて…と。
そんなわけで、
構想、丸2年。。。
本当はさ、アルバムを作ってから、レコ発的に舞台公演LIVEをやろうと考えていたんだけども…たまたま2022の夏、ずっとお世話になってきて…特にコロナ禍に入ってからは配信の面白さを教えてもらったり、本当にお世話になったLIVEハウス〜渋谷の七面鳥さんが急遽閉店することになってね。そのサヨナラ公演として、この演目をぶつけようということになって、考えていたより一年前倒しで先に舞台公演LIVEを決行したのよね。。。
当然アルバムを作るゆとりもなく💦
この時に間に合わせるように綴ってでき上がったのは、
百年奏、ねじ花のワルツ、百年奏vocalバージョンである"Hollyhock Smile"の三曲だけだったんだよね。
ところが、肝心の公演日にコロナが発症してしまってさ。
七面鳥さんの配慮で、お店店舗の引渡し間際、7/29に一夜だけのサヨナラ公演をうたせてもらったんだよね。。
それから、また少しずつ曲をためて…ね。レコーディングに取り掛かったのは今年4月末。結局出来上がるまでに5ヶ月くらいかかったわけだね💦
今回、全13曲!柱になる宮沢賢治さんの"星めぐりの歌"を中心に、新曲7曲、既発の曲の別バージョン5曲、カバーに、星めぐり〜、で構成した作品になったわけなのです。。。
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