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日大アメフト部の悪質タックルが社会問題に発展した理由

2018年05月24日 23時59分59秒 | 社会の仕組み

 なぜ、日大アメフト部の悪質タックル問題が
ここまで大きく社会問題化したのであろうか?

1人1デバイス1カメラ1ビデオ所持の時代

 もはや、あらためて説明の必要も無いくらいに
社会問題化している日大アメフト部の
悪質タックルに拠るラフ( 乱暴な )プレーの報道。

当事者である、日大の前監督である内田正人氏【 62 】
すらも会見で「 試合の翌日にネットで見ました 」と
言っていたほどである。

実はテレビで大々的に報じられたのも、
インターネットからの拡散からの影響が
あったからこそである。

おそらく、40年前に同じ事が有っても
社会問題化はしなかっただろうと、おもわれる

それは今の時代、1人1人が高性能な動画撮影が
出来る機器を持ち歩いているからに他ならない。

その代表的な製品がスマホやiPhoneなどの
携帯電話端末機器であるが、もしこれらのデバイスが
普及していなければ、今回の事件も動画の証拠が残らずに
闇から闇へ葬られて終わりだったかも知れない。

もしかしたら、関西学院大学がわが所持している
映像は、試合会場に設置されたビデオカメラなのかも知れない。

だが、社会問題化に至るまでにはインターネットの
普及という条件も無いと無理だったに違いない。

インターネットの普及が拡散効果を生んだ

 1人1カメラの所持で動画撮影に拠る、日大アメフト部の
悪質タックル問題の決定的証拠となるコンテンツが残った。

しかし、この段階では広く世の中に「 日大アメフト部の
チームの選手に拠る悪質タックルの事実 」を
世の中に拡散させる事は出来ない。

昔だったら、撮影した映像をテレビ局に持ち込んで
放送してもらうという方法も無いわけで無いが、
局側の判断で、放送されない可能性もある。

今回、各テレビ局が大々的に大きく取り上げて
報道した理由には、その前段階として
ツイッターなどでのネット上での、
拡散が為されたからというのが有る。

繰り返しになるが40年前の、まだ一般的に
インターネットが普及していない時期に同じ
今回の日大のラフプレー問題と同じ事件が起きても、
まったく報道されなかったかも知れないのである。

「 壁にスマホあり障子にアイフォンあり 」

 今回の日大のアメフト部のラフプレー問題では、
ついに警察が傷害事件で捜査に乗り出した。

もしも、40年前なら「 ちょっと、やんちゃな
スポーツの試合での過激なプレ- 」として、
封殺されていたかも知れない、悪質タックル問題。

まさに、個人が持つ撮影デバイス機器による証拠動画の保存と、
インターネット・インフラに拠る拡散効果で、
マスコミが大々的に報道し、社会問題にまで
発展したのは言うまでもない。

たしかに立派だと言われる謝罪会見を行なった
日大の宮川泰介選手に落ち度はあるし、ラフプレーを
指示したかが問われている井上・前コーチと
内田正人・前監督の責任は重大だ。

しかしながら、今回の日大アメフト部の問題こそ
まさにインターネット全盛期の今だからこそ、
起きた現象なのだと言わざるを得ないのである。

ハウリングのノイズ音が大きいので音量に注意!↓

【ノーカット】「私からの指示ではない」反則の指示否定 日大アメフト部の内田前監督と井上コーチが会見



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