戦争は、してはならないが大原則
しかし、よ~やく風邪が治ってホッと一安堵。^^
さて.....学校では「 あと何分で給食か? 」という
一念だけで常に教室の時計しか見ていなかったので
「 日露戦争 」の項目の授業を、いつ習ったのか
まるで覚えていない。
しかし、学校の教科書で
「 日露戦争は1904年( 明治37年 )に勃発しました 」
とかテキストだけで見せられても、ハッキリ言って
ぜんぜんピンと来ない。
それは一重に私め自身が戦争を知らない世代だからであり
世の中を知らない社会経験の浅い子供だった事からも
実感としてイメージが、ぜんぜん湧いてこなかったからだ。
しかし、今はYouTubeでも動画コンテンツが豊富だし、
有料であっても300円で映画が見れるので、
便利な世の中になったものである。
↓のYouTube動画はココでは再生できないので、
画面内の「 YouTube 」のロゴをタップかクリックして
頂ければ、視聴OK。( プレビュー )↓ ↓ ↓
二百三高地
で、今日の本題は、明治22年に制定された
「 徴兵令 」によって召集された歩兵の方々が、
よく死が免れない雨あられの如く降り注ぐ
銃弾砲弾及び手榴弾の中をかいくぐって
突撃したもんだなと深い感慨にふけってしまうのである。
明治時代の徴兵令は除外規定なるものが幾つか
設けられていたので、何とかコレを逃れようと
養子や婿に、なろうとする
人々が多かったと言うが、頷ける話では有る。
所で「 203高地( 中国 ) 」を攻略しない事には
港に停泊しているロシア海軍の「 旅順艦隊 」を
確実に壊滅させる事は出来ないと大本営から
ハッパを掛けられたが故に、第三軍司令官の
「 乃木希典( のぎまれすけ陸軍大将 ) 」氏も、
やむなく人海戦術に打って出てまで陥落せざるを
得なかったのであろう。
が......実は後になって分かったことは、
実は203高地を陥落せしめた事で得られた効果は
ほぼ皆無だったようで、その前の大弧山や海鼠山からの
観測射撃で壊滅的な打撃を与えていたのであった。
無論、この事実を乃木希典氏は本国日本へ打電して
伝えているが、しかし大本営、海軍首脳たちには
信用して貰えなかったようである。
要は「 ダメダメ!シッカリと203高地を攻略して
陥落させてから旅順艦隊を撃沈してもらわないと
バルチック艦隊が来た時に生き残ってたら、
どー責任取ってくれんの? 」と言う返信である。
歴史学者ではない私めは詳しくは知らないが、
この203高地を陥落させるまでに投入した
突撃兵の死傷者の数は日本側だけでも1万7000人以上
帝政ロシア側も4500人以上との事。
旅順攻略で死傷した日本兵は合計6万人以上にも上る。
当時の将校の言葉がある。
「 ああ惨劇、虐殺以上の惨劇。
敵の鉄条網切断部に至る数十メートルの地面は
瞬時にして一面、我が兵の死体をもって覆われ
尺寸の地をも余さざるに至った。 」
この様な凄惨な歴史を垣間見た時に
「 あなた方の、お陰で今の日本が有るのですね
ありがとうございます 」などと悠長な他人事を
申し述べる気は毛頭ない。
「 貴様が今から203高地へ行って銃剣を手に
雨あられの様に降り注ぐ銃弾の中へ突撃しろ 」
などと言われても、絶対に嫌だからである。
「 サバゲー 」などとは訳が違う。(^_^;)
大体、銃剣だけでガトリング砲や機関銃に
到底、叶うわけは無いだろう。
「 お国の為に 」などと言う大義名分が有っても、
先ずは自分の命有ってこその物種だからである。
だからこそ、改めて申し上げるのは、
「 武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり 」の精神で
死亡率100%と行っても過言ではない、この突撃に
参戦された歩兵の方々のマインドが、私めにはとても
信じられない史実なのである。
ちなみにこの203高地、今では観光地として
行けるようになっているようなので、正月休みに
興味の有る方は行かれてみてはいかが?^^
中国旅行前に絶対知っておきたいお役立ち情報【電子書籍】[ All About編集部 ]
|
今、アメリカ軍が最強ですから、アメリカに逆らって戦争する馬鹿な国は無いですね!
でも、何処かでとんでもないシナリオを書いている国は無いと言えないでしょうね?
本当に常々思うのは、
「 今の時代の今の日本に生まれたのは本当に何にも勝る幸運だった 」
という事。
アメリカの庇護の力もさることながら、今と明治時代の諸外国との明確な違いは、
「 欧米列強 」の思想で、あるかないかだと個人的には思っています。
仰る通り米国との軍事力の差は歴然としていますが、
今みたく「 みんな仲良くG7 」みたいなノリでなく
「 弱い国は植民地にしろ 」的な「 弱肉強食の世界 」
だったと思っています。
だから日本も戦わざるを得なかったのだとは思いますが、
「 とんでもないシナリオ 」を描く国は無いとは言い切れません。
テロ国家と呼ばれる北朝鮮、もしくは国では無いが
「 イスラム国 」などにも注意が必要なのでは
ないかと危惧しております。