私の音楽シーンの中で、欠かせない一曲 《プロコルハルムの青い影 》があります。
イントロが〈G線上のアリア〉そっくりで、ただ似ているいうだけでなく…主旋律とBassとの関係がちゃんと対位法で作られていることです。その事に気が付くまで長いことかかりました。
それと、ソウルミュージック黒人独特の歌い方、魂をしぼり出すような歌い方、 中には下品な歌い方だと一笑にふす人もいますが、私は、あの歌い方が大好きです。
:ここからは、私の想像の粋を越えない、正式な史実、学識とは言えず何となく獲た知識も含みます。:
アフリカから 奴隷として新大陸へ連れてこられた 人たち、家畜同様に扱われ、下げすまされ、永い時をかけ、諦めや卑下その中で生きてゆくたくましさと明るさ、彼ら独特の宗教(キリスト教?)から黒人霊歌 ゴスペル そしてブルーズ ジャズ タップダンス ロック…いろいろと展開して現在にいたります。
現在、第一線で活躍する黒人アーティストの中には、子供の頃から教会で聖歌隊 で歌っていたと言うミュージシャンも少なくない。
彼らが、新大陸に来た頃、バッハやヘンデルが活躍していた頃、教会で歌われたり演奏されていただろう。今でもバッハやヘンデルの曲はよく演奏されています。
同じ教会で、信仰できなかった彼等が、自分たちの教会で独自の賛美歌
独自の音楽を創り上げていったのは当然のことだと…思います。
G線上のアリアのBassが.c.b.a.g.f.(どしらそふぁ)と Bassが順次進行で下がって行くのに対して主旋律が、展開して行く、そんな曲は、ロック、フォーク、歌謡曲…といろんなジャンルの音楽で使われています。
《青い影》からロック、ジャズ、クラッシック(特にバロック音楽)…と
自分の音楽の幅が広げられた事に感謝しています。