Yamaguchi-Takuto 音楽と調律 

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G線上のアリアとソウルミュージック

2013-09-21 11:03:12 | 音楽

 

私の音楽シーンの中で、欠かせない一曲  《プロコルハルムの青い影 》があります。
イントロが〈G線上のアリア〉そっくりで、ただ似ているいうだけでなく…主旋律とBassとの関係がちゃんと対位法で作られていることです。その事に気が付くまで長いことかかりました。
 
それと、ソウルミュージック黒人独特の歌い方、魂をしぼり出すような歌い方、 中には下品な歌い方だと一笑にふす人もいますが、私は、あの歌い方が大好きです。
 
:ここからは、私の想像の粋を越えない、正式な史実、学識とは言えず何となく獲た知識も含みます。:
 
 
アフリカから 奴隷として新大陸へ連れてこられた 人たち、家畜同様に扱われ、下げすまされ、永い時をかけ、諦めや卑下その中で生きてゆくたくましさと明るさ、彼ら独特の宗教(キリスト教?)から黒人霊歌  ゴスペル そしてブルーズ  ジャズ  タップダンス  ロック…いろいろと展開して現在にいたります。
 
現在、第一線で活躍する黒人アーティストの中には、子供の頃から教会で聖歌隊 で歌っていたと言うミュージシャンも少なくない。
 
彼らが、新大陸に来た頃、バッハやヘンデルが活躍していた頃、教会で歌われたり演奏されていただろう。今でもバッハやヘンデルの曲はよく演奏されています。
 
同じ教会で、信仰できなかった彼等が、自分たちの教会で独自の賛美歌
独自の音楽を創り上げていったのは当然のことだと…思います。
 
G線上のアリアのBassが.c.b.a.g.f.(どしらそふぁ)と Bassが順次進行で下がって行くのに対して主旋律が、展開して行く、そんな曲は、ロック、フォーク、歌謡曲…といろんなジャンルの音楽で使われています。
 
そんな、彼等の感性に賞賛を贈りたい!!         
 
《青い影》からロック、ジャズ、クラッシック(特にバロック音楽)…と
自分の音楽の幅が広げられた事に感謝しています。
 

2013-09-13 17:29:10 | 日記

調律師として、音響についてある程度の知識は持っていなければならないが、私自身は必ずしも得意な分野ではありません。
 
そこそこのホールの高い天井には、いろんな形をした飾り??の様なものがぶら下がっている。
これは単なる飾りではなくちゃんとした目的があってぶら下がっているのです。
音響効果、そのホールの響きに合わせて、さがっている。
材質的には、布、プラスティックのボード、など、音をセイブしたり響きを拡散したりします。
こう言ったたぐいのものを「雲」とよんでいます。
写真のホールでは、プラスティックのボードとキューブ状の枠に布を貼り付けている
んものが、ぶら下がっています。
 
 
先日、吹奏楽に詳しい人に聞いた話、市の吹奏楽の練習は、その市のホールでする、その時にお客さんが入っていないため音が響きすぎる(お客さんの服に音が吸収されるため、お客さんがいる時といない時では響きが違う)  のでお客さんの代わりに、座席に毛布やカーペットかぶせるそうです。
面白い話だと思いました。天井に有るのが「雲」なら座席にあるのは「霧」…て言うかどうかは、解りませんが私は「霧」とよぶことにします。(*^o^*)