出る出る出島
ちょうど10年前に初優勝して大関昇進を決めたのも、大関からの転落を味わったのも名古屋場所だった。
この因縁ともいえる地で、35歳の出島が名古屋で引退を表明した。
関脇だった1999年名古屋場所では13勝2敗で初優勝。同場所後に大関へ昇進した。
しかし、右足首のけがや蜂窩織炎が原因となり、在位12場所で大関から転落。
大関から落ちた後に48場所も土俵を務めたのは、大関からの転落力士で最多だった。
とうとうこの日が来てしまったのかという感じです。
郷土力士がいなくなるのは、さびしいものです。
今後は既に取得している年寄「大鳴戸」を襲名し、武蔵川部屋付きの親方として後進の指導にあたる予定。
第二の出島を育ててもらいたいですね。