8/17 仙台市民会館 16列
<作・演出>後藤ひろひと
<出演>Piper(川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 竹下宏太郎 腹筋善之介)
楠見薫 平田敦子 水野美紀 片桐仁
舞台はとある田舎にある開店休業中のステーキハウス。そこに住む家族
(山内圭哉、楠見薫、平田敦子)やら、そこでオフ会をしようとする
ウエスタンオタク(川下大洋、片桐仁)やら、イベントに呼んだ世界的ギタリストを
死なせてしまったかもしれないプロモーター(竹下宏太郎、水野美紀)やら、
殺人依頼を実行すべくやって来た傭兵とその上官(腹筋善之介、後藤ひろひと)やらが
巻き起こす、誤解が誤解を呼びウソがウソを生む、勘違いだらけの超ドタバタコメディ
大王曰く、“この舞台のことをブログとかで書こうと思ってる人もいるでしょうが、
皆さんごときがこの物語を語るのは無理”って。
ごもっとも(笑)
でも書かずにはいられないのだ!この感動を
やっぱり大王の作品って私好みなんですよ
“ダブリン”みたいに切ないお話も大好きだけど、
“ひーはー”みたいに良い大人が一生懸命バカバカしいことやってるのもやっぱり楽しい!
今回の『ひーはー』は前回公演
『スプーキー・ハウス』の続編みたいなもので、
って言うかセットの間取りなんかもまんまなのがおかしかったですね(笑)
でもお話的には今回の方が勘違い度が断然パワーアップ、
“いやいや、それはないでしょ”って勘違いなんだけど(笑)
実は細か~くいろんな伏線がはってあって、芝居が進むにつれて少しずつ
オチが見えてくるのがおかしいやらワクワクするやら
そして『噂の男』以来約1年振りの僧正はやっぱり最高に面白かった
“もじゃきくん”の歌を延々と歌い舞台の上の共演者をも素で笑わせる僧正。
2回目のカーテンコールの時すでに機嫌が悪そうで、
3回目のカーテンコールでやっぱり“うっさいねん!!パチパチパチパチって!!”
と怒られ、でも“パチパチパチパチ…ホンマありがとうございます”と
頭を下げる僧正。
阿佐スパの『みつばち』をテレビで見てファンになったときから
何本か僧正の出るお芝居を見てきましたが、やっぱりどんな役の僧正も
私にとっては魅力的です
他の役者陣もそれぞれ持ち味を生かした好演で、
最高のキャストによる最高のコメディーを楽しませてもらいました
最後はdocの仕切りで、会場オールスタンディングによる“ひーはー!!”
次回公演はいつになるか分かりませんけど、
きっとまたお会いしましょう