雪も積もってとっても寒い毎日
今週はちょっと気分が落ち気味…
こんなときは何もする気になれないのでHDDの整理
と思ったら、『せかいのおわり』と言う映画を録画してました。
長塚さんが出てるので録画したことも忘れてましたけど
はる子(中村麻美)は彼氏と別れ家を追い出されたため、幼馴染の
慎之介(渋川清彦)と店長(長塚圭史)の営む盆栽屋に転がり込む。
慎之介ははる子に想いを寄せているがそれを上手く伝えられず、
はる子はそんな慎之介の気持ちに気付かないフリをして居心地の良い関係を
保とうとして、店長は二人を見守りながらも慎之介に複雑な愛情を抱いている。
微妙にすれ違う気持ちを抱えた三人の共同生活が始まる…
誰かが誰かを想う気持ちって、時に不器用で時に不恰好で、
舞い上がったり落ち込んだり嫉妬したり、決してきれいごとじゃないんですよね
慎之介ははる子が好きなのに相手の名前も覚えてないような中途半端な恋愛を
繰り返して、店長は慎之介が好きだけどその気持ちを抑えて慎之介と一緒に
生活することを選んで、はる子は慎之介が自分のことを好きなのを分かってて
自分の恋愛が上手く行かないときだけ慎之介に甘えて。
はる子なんてホント自分勝手な女なんですけど、
でもそう言う気持ちも分かるなぁって思うんですよね
人ってやっぱり弱いから、寂しい時は誰かにすがりたいと思うし、
その時はそれが正直な本当の気持ちなんだけど、後で後悔したり…
そう言う情けないけど愛しい感じが一杯の映画でした
そしてなんと言ってもやっぱり俳優・長塚圭史が良かったですね~
舞台の時も自然体で飄々とした感じが好きなんですが、
今回の同性に想いを寄せている難しい役を、さらっと穏やかに演じている姿が
とっても素敵でした
途中、出張から戻った店長が、はる子に自分の想いが届かず暴れる慎之介に
キスをしてなだめ、『ただいま』と言うシーンがあるんですが、
そのセリフが本当に優しくて暖かくて切なくて、なんかじーんと来ました
でもホントに人って言うのは身勝手なものです