福助の部屋

どうでしょうCUEスワローズSHINee映画うたとの毎日etc。大好きなことゆるゆる綴ります。

今日いち-2024年9月13日

2024-09-13 20:22:15 | 映画・音楽
久しぶりの映画館🎬
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

2021-01-03 17:55:00 | 映画・音楽

那田蜘蛛山での激闘後、蝶屋敷での機能回復訓練を終えた
炭治郎、善逸、伊之助の3人は鎹鴉の指令により次の任務地
『無限列車』へ向かうことに。
そこでは短期間のうちに40人以上の人が行方不明になっており
調査に向かった鬼殺隊の隊士たちも消息を絶っていた。
列車に乗り込んだ3人は、炎柱・煉獄杏寿郎と合流し
悪夢を操る下弦の壱・魘夢に立ち向かう。


ネタバレあります



空前の大ブームとなっている鬼滅の刃
私は最初は全然興味がなかったんですが
友達に勧められてアニメの一挙放送を見たら
見事にハマってしまいました
ただコミックは1度も読んだことがない初心者オタクの
感想になりますのであしからず

家族を鬼に惨殺され、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため
鬼殺隊の一員となった炭治郎。
過酷な運命に翻弄されながらも真っ直ぐ前を向く炭治郎に
毎話涙しました
それに鬼が人間だった頃のエピソードが泣けるのも
鬼滅にハマった1つの理由かもしれないですね

ただアニメの描写はとても綺麗で残酷で。
その上うっかり煉獄さんが死んでしまうらしいと言う
ネタバレを踏んでしまい、劇場版を見るのを躊躇してたんですが
今は見て本当に良かったと思います

とにかく何と言っても煉獄さんですね
鬼殺隊最強の剣士・《炎柱》煉獄杏寿郎の生き様がこの映画の
全てと言っても過言ではないんじゃないでしょうか
自分の信念を貫き責務を全うした煉獄さん。
煉獄さんの言葉の1つ1つが胸に響きますが
『己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ。
歯を食いしばって前を向け。君が足を止めて蹲っても時間の流れは
止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。』
最期の時に炭治郎に言って聞かせた煉獄さんの思いが
これからの炭治郎を支える糧となることを願って止みません
肩の荷を下ろしてほっとしたような煉獄さんの笑顔を見れたのが
せめてもの救いでした

そして影のMVP!私の推しメン伊之助の大活躍も誇らしい
イノシシに育てられて人間らしい感覚を持ち合わせていない
伊之助が、炭治郎や善逸と出会い共に戦う中で成長していく
様はアニメでも描かれていますが
無限列車の戦いでの伊之助は、猪突猛進だけじゃない、
その時の状況に応じて自分の役割を理解する冷静さも
見せてくれます
今までは俺が俺がでしたが、今回はアシストに回ったり
夢と現実の区別がつかなくなった炭治郎を助けたり
乗客の救助に奔走したり八面六臂の大活躍
それに『足手まといになる』なんて言葉が伊之助から出るとは
煉獄さんの最期を目の当たりにして打ちひしがれる炭治郎を
『信じると言われたならそれに応えること以外考えるな。
どんなに惨めでも恥ずかしくても生きて行かなきゃならないんだ。』
と泣きながら鼓舞する伊之助の成長に涙しました

辛いことの多い今だからこそ煉獄さんの心の炎が
私たちに勇気や希望を見せてくれるのかも知れません
猗窩座と対峙した時の煉獄さんは身震いするほど素敵でした
この先、煉獄さんに会えないのは寂しいですが
煉獄さんの思いを背負った炭治郎たちの戦いを
最後まで見守って行けたら良いなと思います


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『ホテルローヤル』

2020-11-29 17:23:00 | 映画・音楽

釧路湿原を望む高台に建つラブホテル『ホテルローヤル』。
一人娘の雅代(波瑠)は美大受験に失敗し、不本意ながら
従業員のミコ(余貴美子)、和歌子(原芙貴子)と共に
家業を手伝っている。オーナーで雅代の父・大吉(安田顕)は
仕事を女将のるり子(夏川結衣)に任せて勝手気ままで
そんな大吉に愛想をつかしたるり子はホテルに出入りしていた
酒屋の坂上(稲葉友)と駆け落ちする。
甲斐性のない大吉に代わり雅代は流されるままにホテルを継ぐことに。
そこには子育てや親の介護に追われる夫婦(正名僕蔵・内田滋)や
行き場のない女子高生と妻に裏切られた高校教師(伊藤沙莉・岡山天音)
など様々な人が『非日常』を求めてやって来た。
雅代はアダルトグッズ販売会社の営業・宮川(松山ケンイチ)へ密かに
恋心を抱きながらも、ひたすら黙々と仕事をこなす毎日。
そんなある日、ホテルの一室で心中事件が起こりホテルはマスコミの標的に。
大吉も病に倒れ、雅代はホテルと自分の人生に向き合っていく。


ネタバレあります


2013年直木賞を受賞した桜木紫乃さんの原作を映画化。
恥ずかしながら全然知らなかったので原作も読まず
ただヤスケンが出るので見てみようかと言う不純な動機でしたが
雅代役の波瑠さんがとっても良かったです
ラブホテルと言う空間の生々しさとは対照的な
透明で清らかな雰囲気があって。
いろんな人が訪れいろんな人生を垣間見るラブホテルで
どこか自分の人生も一歩引いたところから眺めているような雅代。
不甲斐ない父親にも自分を捨てた母親にも
言いたいことはたくさんあるはずなのに
言葉に出来ずすべてを諦めたような表情が印象的でした。
でも最後には自分の意志でいろんなことを捨てて
一歩を踏み出す決心をするのは本当に勇気が要っただろうなと思うと
彼女が羨ましいような気も

ホテルを取り巻く物語もどこか滑稽だけど物悲しい。
みんな『非日常』を求めてホテルに来るけど
数時間後にはまた否応なしに日常に戻らなくちゃならない。
あの2人はもう日常に戻る勇気が持てなかったんだろうか…

そして何と言っても大吉役の安田顕さんですよ
私国民なもので
今回はだらしなくて甲斐性のない父親役。
でも不器用ながらも雅代を大切に思っていて
どこか憎めない大吉が良かったですね
息子の事件にショックを受けて
いなくなってしまったミコを探すシーンがあるんですが
"ミコちゃーん!!”と叫ぶ大声がなんかヤスケンぽくて(笑)
シリアスなシーンなのに笑いを堪えるのが大変でしたけど
国王の素晴らしい演技を見られて
毎度国民は幸せです

いろんな人たちのいろんな人生が交錯するラブホテル。
誰かの人生に自分を重ねて切なくなりました
いつか原作も読めたらもっと深く胸に残る作品になると思います

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『ワイルド・ローズ』

2020-08-09 12:55:00 | 映画・音楽

イギリス・グラスゴー。カントリー歌手を夢見るローズ=リン
(ジェシー・バックリー)は2人の子供を抱えるシングルマザー。
ドラッグを運んだ罪で1年服役し出所したばかり。
子供のことを1番に考え手に職をつけるよう諭す母・マリオン
(ジュリー・ウォルターズ)や子供たちとの関係はぎくしゃくしている。
服役前に働いていたクラブをクビになったローズ=リンは
資産家・スザンナ(ソフィー・オコネドー)の家で家政婦として
働くことに。たまたまローズ=リンの歌声を聞いたスザンナは
カントリーの本場・アメリカのナッシュビルへ行きたいと言う
ローズ=リンの夢のため、自分の誕生日パーティーで歌を歌い
パーティーの参加者にナッシュビル行きの資金を寄付してもらうことを提案。
子供たちとの休日の約束も破りパーティーのための練習をするローズ=リン。
しかし子供と夢のどちらを選ぶか、追い詰められたローズ=リンは
歌うことなくパーティーを後にする。
夢を諦め子供たちとの平凡な生活を選んだローズ=リンだったが
もう一度歌手への道を応援したのはマリオンだった。
マリオンに背中を押されローズ=リンはついにナッシュビルへ。
そこでローズ=リンが見つけた答えとは…。


ネタバレあります


またしても映画館の会員証の有効期限が切れそうで
駆け込みで見た映画
予告編がツイで流れてて面白そうだったので
コロナ後初の映画館でしたが
私が映画見るのはたいてい金曜日のレイトショーなので
ソーシャルディスタンスはコロナ前と変わりなかったですね(笑)
でも窓口で検温するようになっていて
大丈夫なはずなのに無駄に緊張しました

映画の方はシングルマザーのサクセスストーリーと
母子、家族の絆の物語。
ただ、ローズ=リンがとにかく自由奔放
良く言えば自分の欲求に忠実と言うことなんでしょうが
わがままで自分勝手、粗暴で幼稚。
友達にはなれないタイプです(笑)
なのでなかなかローズ=リンに感情移入出来ないんですよね
ナッシュビル行きの費用を出して欲しいとスザンナにお願いする時も
"アロマキャンドルとミネラルウォーターを買うのをやめれば
それくらいのお金出せるでしょ”と
はぁ!?それが人に物を頼む言い草!?ってなりました(笑)

でも夢と子供たちとの生活のどちらを選ぶのか迫られた時に
悩んで苦しむ姿は本当に切なく
不器用ながらも子供たちへの愛情があってほっとしたような気持ちも

ローズ=リンとマリオンの母娘の絆ももう一つの物語。
あんなにちゃんとした母親なのに
なんであんな娘に育ったのか謎(笑)
でも母親って言うのは理屈じゃない強さがあるんだろうなと

いろいろ問題の多いローズ=リンでしたが
ジェシー・バックリーの歌声は本当に素晴らしかったです
テクニックじゃなくて彼女が持ってる本来の声の力と言うか
憧れのナッシュビルへ行き改めて自分と向き合い
その上でグラスゴーに戻る決意をしたローズ=リンの
清々しく力強いラストのステージのシーンがとても良かったです

ジェシー・バックリーの他の作品も見てみたいなと思う
印象的な役者さんでした



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『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

2020-02-09 16:22:18 | 映画・音楽

NY郊外の豪邸。世界的ミステリー作家で資産家のハーラン・スロンビー
(クリストファー・プラマー)が85歳の誕生日パーティーの翌朝遺体で
発見された。自殺と思われた事件だったが、匿名の依頼を受けた私立探偵
ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)が捜査にやって来る。
パーティーに参加していたスロンビー家の家族はそれぞれハーランからの
援助を打ち切られようとしており、全員に殺害の動機があった。
ブランは事件の真相を探るため、ハーランの世話をしていた看護師マルタ
(アナ・デ・アルマス)を助手に捜査を進めていく。
次第に明らかになる真相。真犯人は誰か。ブランが事件の謎に迫る。


ネタバレあります


いつも行っている映画館の会員証の有効期限が切れそうで
何か見なくてはと思っていたところ
たまたま目に留まったのがこの映画
豪華キャストの上に、アガサ・クリスティぽい雰囲気が
肩ひじ張らずに見れそうだったので

実際、大きなお屋敷で起きる殺人事件と莫大な資産を巡る家族のいざこざと言う
王道ミステリーですが
全員が怪しそうな(笑)個性的なキャストと少し皮肉の混じったユーモアもあって
最後までとても面白く見れました

ダニエル・クレイグと言えば007ですよね
ちゃんと見たことはないんですけど
でも今回の紳士的で切れ者ででもどこか飄々とした名探偵が
とてもハマっていたと思います

そして物語の中心となる看護師マルタ役のアナ・デ・アルマスの
存在感が素晴らしかったですね
ハーランの良き友人としての優しさや家族を守る決意をした強さ、
事件に巻き込まれた戸惑いや不安が伝わって来て感情移入してしまい
最後はブランが真相に近付く度にいつばれるのかドキドキしてました
本当は最初から分かってたんですけどね

その他ハーランを始めスロンビー家の面々が曲者揃いで楽しかったです

最後にハーランの遺産を相続することになったマルタが
屋敷の2階のベランダからスロンビー家の家族を見下ろす場面が
印象的でした

そう言えば余談ですけど、マルタが嘘をつくと吐いてしまう体質という設定なんですが
昔古畑任三郎で沢口靖子さん演じる高校教師が犯人の回がありました
校則に『嘘をついてはいけない』と言う一文があって
最初にあなたが殺したのかと聞かれたらすぐ解決したのに…と先生が言ったのを
思い出しました

ダニエル・クレイグの名探偵が素敵だったので
シリーズ化したら良いのにと思ったら
次回作も決まってるらしいですね
次はどんな事件を解決するのか楽しみです

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『ONE PIECE STAMPEDE』

2019-09-14 21:58:13 | 映画・音楽

海賊の、海賊による、海賊のための世界一の祭典。『海賊万博』への
招待状を受け取った麦わらの一味はお宝を求めて会場へ。今回の万博の
目玉は『海賊王(ロジャー)の遺した宝探し』。宝を手に入れようと
世界中から海賊が集まり、その中には"最悪の世代”の面々も。
熱狂のお宝争奪戦が繰り広げられる中、万博の主催者『祭り屋』
別名『最悪の戦争仕掛け人』ブエナ・フェスタが裏で暗躍。
一方では集まった海賊達を一網打尽にしようとする海軍中将スモーカー
達による潜入捜査も行われていた。
そこへ突如現れた元ロジャー海賊団『"鬼”の跡目』と呼ばれた男・
ダグラス・バレット。世界最強を目指すバレットが恐るべき脅威と
なってルフィ達の前に立ちはだかる。
事態の収束を図ろうとする海軍は大将藤虎、黄猿、さらには王下七武海
ハンコック、ミホークをも招集。海軍と海賊の衝突も激化する中、
元王下七武海クロコダイル、革命軍参謀総長サボ、CP-0ロブ・ルッチ
までもがそれぞれの目的のために姿を現す。
混乱を極める状況で海軍は遂にバスターコールを発動。
海賊万博のお宝争奪戦は予測不能の大騒乱へ陥っていく…




ネタバレあります




テレビアニメ放送20周年記念作品だそうですよ
20年かぁすごいね
そんな記念すべき劇場版だけあってとにかく大盤振る舞い
尾田っち曰く
『オールスター映画!!ヤベェのできてます!!』
ホントにここまで出すかってくらいのオールスター(笑)
1回見ただけじゃみんな確認出来ないね
でもナスガシラ見つけた時はテンション上がったな

まずは劇場版のお楽しみの特別衣装
今回は"夏休み服”と"宝探し衣装”の2種類
"夏休み服”はユニクロのデザインチームとのコラボだそうで
冒頭の一瞬だけだったのが残念
サンジのカフェエプロンが最高だったのに
でもあのネクタイがプリントされたTシャツはどうなんだ?(笑)
"お宝探し衣装”は尾田っち書下ろし
巻壱萬八拾九の設定画に尾田っちのこだわりが詰まってて
面白い
共闘メンバーの設定画も、スタッフさんのラフに
尾田っちがコメントを付けて手直ししてるんだけど
ケムリンのバンダナを巻いたラフに対して
"バンダナを巻く人ではないです”ってコメントが
キャラに対する愛を感じるなぁと

お話の方は最初にも書きましたけど、さすが20周年記念作品!
これからの劇場版大丈夫かしら…ってくらいの
新旧オールスター揃い踏みでした
揃い踏み過ぎて、ちょっと詰め込み過ぎな感じもありましたけど
まぁお祭りだから良いんじゃないでしょうかね
今回は立場の違いを超えてルフィと共闘する面々がお話の肝だったので
麦わらの一味感があまりなかったのは寂しかったですが
普段あまり見られない組み合わせが見れたのはワクワクしました
特にGOLDの時はほとんどなかった双璧感が今回は割とあって
それだけでも満足(笑)
ゾロvs藤虎とかサンジvsケムリンとか。
いやーそこと戦っちゃうのかっていう。強くなったよね
でも藤虎が落とした隕石をゾロが切りきれなくて
そこをミホークがあっさり粉々にしたのを見て悔しい顔する
ゾロに不覚にも萌えました(笑)
後半の『キャプテンの邪魔するな!!』はホント最高
双璧はこうでないと
そして何と言っても今回の主役と言っても過言ではないのがウソップ!
ウソップも2年の間に強くなってるから
今回みたいなダメキャラ設定はちょっと違和感あるんだけど
他のメンツが強過ぎるからしょうがないのかな
でもやっぱり仲間のために命を懸ける船長と
その船長の真っ直ぐな想いに応えようとする仲間たち。
ベタと言われようがそこがワンピの真骨頂だと思うんですよ
『狙撃手は援護が花道』
自分に出来ることを精一杯。ウソップの信念が泣けます
それにやっぱり最後のエースのシーン
なんでビジョビジョの実?と最初は意味分からなかったのも
とんでもなく胸熱な伏線だったとは
こういうとこさすが尾田っちだなーと

ラストシーンは何かの伏線なのか…良く分からなかったけど
いずれにしてもそろそろ旅の終わりが見えて来るようで
少し寂しい気もしました
でもとりあえずは早くDVD発売してもらって
細かくチェックしながらもう1度見たいと思います(笑)



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『グリーンブック』

2019-03-23 23:42:37 | 映画・音楽

1962年のアメリカ。ニューヨークのナイトクラブで用心棒をしていた
トニー・"リップ”・ヴァレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)は、
粗野で無教養だが持ち前の腕っぷしとはったりで周囲から頼りにされている。
ナイトクラブが改装工事のため閉店し仕事を探していたところ、
カーネギーホールの上階に住む黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー
(マハーシャラ・アリ)の運転手の仕事を紹介される。ドクターは差別の
色濃い南部でのツアーを計画しており、8週間に渡る道中の用心棒兼運転手
としてトニーを雇う。クリスマスイブには必ず帰ることを条件にトニーは
運転手を引き受け、黒人用ガイドブック『グリーンブック』を頼りに
南部への旅に出発する。
出自も性格も生き方も、何もかもが異なる2人は行く先々で衝突を
繰り返すが、トニーはドクターのピアノ演奏を聴いて感銘を受け、
ドクターはトニーの自由な生き方や強さに影響を受け、次第にお互いを
信頼していく。
そしてクリスマスイブ。様々な困難やトラブルを乗り越え、2人は長い旅を
終えようとしていた…。


ネタバレあります


本年度のアカデミー賞作品賞、脚本賞、助演男優賞を獲得
いろんなことが違う2人の友情ロードムービー
良く言えば王道、悪く言えばありきたりと言う意見もあるようですが
私は大好きです、この映画

『セント・オブ・ウーマン夢の香り』が
人生で1番好きな映画と言っても過言ではない私にとっては
琴線に触れまくり
ロードムービーってただそれだけでドラマチックですよね

そして何より主役の2人が心を通わせていく過程が切なくも温かい

ロード・オブ・ザ・リングを見たことがないので
その頃のヴィゴ・モーテンセンがあまりのイケメンでびっくりしました(笑)
今回は今回で、ガサツだけど頼りがいのあるちょいワルオヤジのカッコ良さ満載
なんでも撮影のために10kg以上体重を増やしたんだとか

ドクター役のマハーシャラ・アリ。
天才ピアニストの品のある佇まいがとにかく自然!!
ピアノを演奏しているシーンも本当にリアルなので
ピアノが弾ける役者さんなんだと思って最後まで見てたんですが
顔だけ差し替えていたそうで驚き

そんな2人が、初めは反発し衝突しながらも少しづつお互いを認め合って
絆を深めて行きます
冒頭、不本意ながらお金のためにドクターに仕えることにしたトニーが、
事あるごとに差別や孤独と1人向き合うドクターの姿を見て心を動かされる様子や、
白人でもなく、本当に虐げられている黒人でもない自分はいったい何者なのかと
苦悩するドクターの様子は胸が締め付けられます
そんな切なさの中にもクスッとしたりホッとしたりする場面が
たくさんあって、それが気持ちを温かくしてくれました

ケンタッキーに着いたので車中でフライドチキンを食べるトニー。
ドクターにも素手でかぶりつくことを勧め、戸惑いながらも従うドクター。
骨を窓から投げ捨てるまでに洗脳された(笑)ドクターでしたが
ドリンクのカップを捨てたトニーには拾いに戻るよう命令したり(笑)
またある土地で1人で酒場に出かけたドクターが暴行された時、
トニーは銃を持っているような振りをしてドクターを助けます。
また別の土地で自動車泥棒に遭遇した時に、トニーは本当に銃を発砲して威嚇。
"お前銃を持ってるんじゃないかっ!!”と驚愕するドクターが可笑しかったり(笑)
そんなエピソードの1つ1つが、旅が進むにつれて愛おしく思えてきます
そして長かった旅も終わり、クリスマスイブに間に合うように吹雪の中を
夜通し車を走らせる2人ですが、最後はドクターが運転してトニーは後部座席で
熟睡しているのが2人の絆を感じられて最高に素敵でした

こんな感じでほぼ2人の友情物語に終始しますが、トニーの奥さんのドロレスには
陰のMVPを差し上げたい
旅先からドロレスに手紙を書くトニーは文才がないため、
ドクターが文面を考えるようになるんですが、
ちゃんとそんなことはお見通しでドクターにお礼を言うドロレスの懐の深さも
この映画の温かさの要因だなと思いました

見終わった後に何とも言えない幸せな気持ちになれる素敵な作品
久し振りに何度も見返したいと思った映画でした


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『ボヘミアン・ラプソディ』

2019-03-17 17:32:39 | 映画・音楽

1970年のロンドン。インド系移民と言う出自や自分の容姿にコンプレックスを持つ
孤独な青年だったフレディ(ラミ・マレック)。ある日、ヴォーカルが脱退したバンドの
ギタリスト、ブライアン・メイ(グウィリム・リー)とドラマー、ロジャー・テイラー
(ベン・ハーディ)と出会い、さらにベーシスト、ジョン・ディーコン(ジョセフ・マッゼロ)
も加わり、後に生涯の"ファミリー”となり音楽史にその名を残す伝説のバンド『クイーン』が
誕生する。
個性的なメンバーの才能が集まり次々にヒット曲を生み出したクイーンは、一気にスターダムに
のし上がる。レコーディングやツアーで多忙を極める中、フレディは自分のセクシャリティに
悩み、妻のメアリー(ルーシー・ボイントン)との関係にも溝が出来始める。次第に孤独を
深めて行ったフレディはパーティーやドラッグに溺れ、高額のソロ活動契約を結んだことを
きっかけにメンバーとの亀裂は決定的となる。
崩壊寸前となったクイーンだが、フレディの本当の居場所はクイーンでありバンドメンバー
こそがファミリーであるとメアリーに諭されたフレディはクイーン復帰を決意、
メンバーと和解し、チャリティーイベント・ライブエイドへの出演を決めるが、
フレディはエイズに感染していることを知る。
そして迎えたライブエイド。絆を取り戻したファミリーと共に上がる魂のステージの幕が開ける。


ネタバレあります


公開されてとても話題になってたのもずいぶん前ですよね
その時はそんなに興味がなかったので見てなかったんですが
この時期恒例の、アカデミー賞を取ったらしいので見てみようと言うことで
本年度の主演男優賞、編集賞、録音賞、音響編集賞の4冠を獲得
クイーンについてはほとんど知らなくて
でもそんな私でも何曲かは知ってます
何かしらクイーンの曲聴いたことない人っていないんじゃないかと思うんですけど
それってすごいことですよね
そんな伝説のバンドの真実の物語。
私はクイーンについての知識が0に近かったので
本当に新鮮な気持ちで素直に物語として感情移入しながら見れました
ファンの人だったらもっといろいろな想いがあるかもしれませんね

やっぱり主演のラミ・マレックが素晴らしかったです
実在の人物、それがフレディのような伝説のカリスマならなおのこと
演じるのは難しいんじゃないかと思うんですが
でもその才能とカリスマ性、一方で苦悩し葛藤する孤独な1人の人間の
姿がとてもリアルで、胸が痛かったですね
何かを生み出す人は、自分の何かを削っているのかも知れないなと。

ラストのライブエイドのステージは圧巻でした
音楽は実際のクイーンのものだそうですが
キャストのパフォーマンスは全く違和感なく
それまでのバンドの軌跡やその後のフレディの結末を思うと
本当に胸が熱くなりました

これほど長い間、世界中の人たちに愛されたクイーン。
その理由が分かるような気がします


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『美女と野獣』

2017-07-30 18:06:30 | 映画・音楽

美しく傲慢な王子が開く舞踏会。そこへ道に迷った一人の老婆が
一晩の宿を求めてやって来る。醜い老婆を嘲笑い助けを拒否する王子。
老女は魔女へ姿を変え、呪いをかけられた王子は野獣に、家来たちは
家具に変えられてしまう。魔女は王子へ『薔薇の花びらが全て落ちるまでに
心から愛し愛されることが出来なければ、永遠に人間の姿に戻ることは
出来ない』と告げ、人々から王子の記憶を消して城を後にする。
城の近くの村に住む娘・ベル(エマ・ワトソン)。本を読み、広い世界を
夢見るベルだが、閉鎖的な村の人々と馴染めずにいた。
ある日町へオルゴールを売りに出かけたベルの父・モーリス(ケヴィン・クライン)が
城に迷い込み野獣(ダン・スティーブンス)に捕らえられてしまったことを知ったベルは、
モーリスの身代わりに城の牢獄へ入る決意をする。
呪いと孤独によって心を閉ざしてしまった野獣と、そんな野獣をありのまま受け入れようと
するベル。薔薇の花びらが1枚ずつ散っていく中、2人は真実の愛に辿り着けるか…

せっかくPC立ち上げてるので更新更新
とは言ってもこれも観てから2カ月以上経っちゃった…

またしてもライビュ以外ではお久し振りの映画鑑賞
そしてこんな王道映画を観るなんてホント久し振り
ディズニーの映画ってなんとなくは知ってるけど
実際ちゃんと観たことあるのって少ない気がする
『美女と野獣』もだいたいのあらすじと主題歌は知ってるけど
実はちゃんと観るのは初めて
でも、私にもこんな王道の愛の物語を観て胸がときめく
感覚がまだ残っていたのかと(笑)
やっぱり名作はいつの時代も変わらないものですね

今回は2D版を観ましたが、それでも十分な映像の美しさと迫力は
さすがディズニーでした
エマ・ワトソンも芯の強い凛としたベルにぴったり
ハリーポッターの印象がどうしても強い彼女ですが
とても素敵な大人の女性になってたんですね
王子はほぼ野獣なので、どうしても野獣に感情移入してしまい
最後に王子の姿に戻った時は、"野獣のままで良かったな…”とか
身もふたもないことを思ったり(笑)
でも2人が少しずつお互いを思い合って行く様子が
本当に愛しいような切ないような
終始、気分はポット婦人(笑)
そのポット婦人やルミエールも最初に家具に変えられてしまうので
最後になって"えーこれユアン・マクレガーだったんだー!!”
と驚いたりして
ベルを歓迎するパフォーマンスのくだりなんかはホントに心躍るナンバーで
これぞミュージカルの醍醐味って感じがしました
それと、ベルと野獣がダンスをするシーンの『BEAUTY AND THE BEAST』
ももちろん良かったんですが、エンディングのそれがまた違う雰囲気で
とっても素敵だったなぁと
帰ってから調べたらアリアナ・グランデとジョン・レジェンドだそうで
なるほど、少しポップで現代的な感じがしましたけど
特にジョン・レジェンドの歌声が私好みでグッと来ました

とにかくずっと心がうきうきしたりときめいたり締め付けられたり
いろんなことに鈍感になって来た大人の心のリハビリには
とっても良い映画でした



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『ONE PIECE FILM GOLD』

2016-08-16 00:25:37 | 映画・音楽

新世界を航海中の麦わらの一味の次なる目的地は、船全体が金で彩られた
世界最大のエンターテインメントシティ『グラン・テゾーロ』。
ここは“黄金帝”ギルド・テゾーロが君臨する世界政府公認の独立国家で、
海軍も海賊も関係なくみな一攫千金を狙いこの街へやって来ていた。
グラン・テゾーロへ到着したルフィ一行は、VIP専用コンシェルジュと言うバカラに案内され
早速カジノへ。
勝って返してくれれば良いと軍資金2,000万ベリーを渡されたルフィたちは、
持ち前の強運も味方しどんどん儲けを増やしていく。
更なるギャンブルをと、巨大なサイコロを使った丁半賭博が行われているVIPルームへ案内される一行。
そこでまた軍資金3億ベリーを渡され、全額を賭けたルフィが見事勝利。
するとそこへギルド・テゾーロが現れ、勝てば10倍の賭けを持ち掛け、それに応じるルフィ。
しかし賭けの直前、バカラに肩を触られたルフィは賭けに負けてしまう。
バカラは触れた相手の運気を吸い取るラキラキの実の能力者。
イカサマだと抗議するも、運気を吸い取られたルフィは急に具合が悪くなったりバナナの皮で転んだり。
そこでゾロがテゾーロに戦いを挑むも、体が金に覆われ動けなくなってしまう。
テゾーロは自らの力が込められた金を相手に染み込ませ、意のままに操るゴルゴルの実の能力者。
この街に入った時に浴びた金粉で、人は皆テゾーロに支配される。
軍資金として貸した3億2,000万ベリーを返すこと、もし金が用意できなければゾロを公開処刑すると言う
テゾーロ。ゾロの懸賞金は3億2,000万ベリー。最初から仕組まれていたのだ。
ゾロ奪還の策を練るルフィたちの前に、ナミの昔馴染みで今はテゾーロのショーで歌手をしている
カリーナが現れ、手を組んだ一味とカリーナはテゾーロが持つ5,000億ベリー強奪作戦を計画。
ゾロ公開処刑の時間が迫る中、一味とテゾーロ、自由と支配を賭けた戦いの幕が上がる。


ネタバレあります


前回の『ONE PIECE FILM Z』から3年半だそうですね
前作公開時はまだほとんどワンピのこと知らなくて
なんでルフィの腕黒くなってんの-?とか、パシフィスタって何-?とか
そんなレベルで観たのを懐かしく思い出します(笑)
今回は予習もばっちり、事前キャンペーンもこれでもかと散財し(笑)
ちゃんと前売券を買って、公開初日に観に行きました
お目当てはこれ↓



入場者特典
Zの時は公開終了間際に観に行ったし、そもそも特典あることすら知らなかったし
今回はなにかしら頂けるものは頂きたいと思いまして(笑)
777巻は映画の設定画集とか絵コンテとか。
でもやっぱり最後の『テゾーロの人生』が素晴らしかったと思います!
今作の敵役、ギルド・テゾーロの人生が時系列に書かれたもので、
これだけで映画1本出来るんじゃない?ってくらいのドラマがありました
確かにこれ全部入れたら『FILM テゾーロ』になっちゃうので、
映画の中ではちらっと回想シーンがあるくらい。
でもこういうしっかりした背景も考えてあるからこそテゾーロのキャラが素晴らしかったし、
尾田っちの書くストーリーは私の琴線に触れるんだと思う
ちなみに、テゾーロは全部の指に金の指輪をしてるんですが、
左手の薬指だけは何も付けてないんですよ
やだ、泣ける


さて、肝心の映画の感想ですが
とにかく豪華!とにかく派手!
オープニングの、テゾーロとカリーナのショー→一味と雑魚(失礼)の戦闘→一味紹介の流れが
最高にカッコ良い
そして劇場版の何が素敵って、いつもと違うお召し物がとにかく好き
今回はリゾート服、カジノ服、決戦服の3パターン
777巻の設定画、ゾロの決戦服は素肌にレザーってわざわざ書いてあって
Zの時、ゾロの首からTシャツみたいのが見えてるの違和感あって、
そう思ってたの私だけじゃなかったのかもなとか(笑)
でもってサンジのカジノ服がエロくて最高(笑)

あ、あと変装もしてましたね!
お掃除おばさんなサンジ・ウソップ・ロビンちゃんが可愛かったです

いつも船番であまり出番のないアニキがルフィとコンビだったのも新鮮
ブルックのスカルジョークも安定感抜群
赤目フクロウに見つかってもブルックだから反応しなかったシーンはみんなクスっとしてて
何か一体感を感じました(笑)

不満があるとすれば、いつもは双璧感の強いゾロとサンジの戦闘シーンが
今回はサンジ・ロビンちゃんチームになってたこと
まぁ、船長の“ロビーン!!”からのスパイダーネットは
2人の信頼関係の強さが見えて良かったけども
それにロビンちゃんと背中合わせになってもメロリンしないサンジがレア(笑)

そしてなんといっても今回はテゾーロ役の山路さんがホントに素敵!!
最近HAWAII FIVE-0と言う海外ドラマにハマってまして
普段は断然字幕派なんですけど、これは主要キャスト・ダニーの吹き替えがとにかくぴったりで
吹き替えでずっと見てるんですが、それをやられてるのが山路さんなんですよね
だから予告観た時はテゾーロがダニーに見えて来ちゃって
ダニー悪い奴ちゃなーとか思ってたわけですが(笑)
テゾーロのエンターテイナーとしての華やかさと軽妙さ、その裏にある冷酷非情さ。
声聞いてるとゾクッとしました私

そんなテゾーロとルフィの一騎打ちとにかく力と力のガチンコ勝負!
最後はルフィ渾身の、なんか聞いたことないギア4でテゾーロを撃破(笑)
観てるこっちも力入っちゃって、映画終わった後はぐったりして立ち上がるのも億劫でした


徹底的に派手に豪華に
3Dとか4DXだと見栄えする作りになってたようでした
劇場版ならではのワクワクドキドキ、単純にエンターテインメントとしても見応え十分
でもそれだけじゃなく、少し物語の奥を覗いて、それぞれの生き様に思いを馳せても面白い
やっぱり尾田っち総合プロデュースはすごいの作ってくるなと

あとは一味が全員揃って賑やかにやってるのがワンピ好きとしては最高に楽しかったです
最近みんな揃ったとこしばらくお目にかかれてないので

これからも一味の冒険に笑ったり涙したり出来たら良いですね



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