那田蜘蛛山での激闘後、蝶屋敷での機能回復訓練を終えた
炭治郎、善逸、伊之助の3人は鎹鴉の指令により次の任務地
『無限列車』へ向かうことに。
そこでは短期間のうちに40人以上の人が行方不明になっており
調査に向かった鬼殺隊の隊士たちも消息を絶っていた。
列車に乗り込んだ3人は、炎柱・煉獄杏寿郎と合流し
悪夢を操る下弦の壱・魘夢に立ち向かう。
ネタバレあります
空前の大ブームとなっている鬼滅の刃
私は最初は全然興味がなかったんですが
友達に勧められてアニメの一挙放送を見たら
見事にハマってしまいました
ただコミックは1度も読んだことがない初心者オタクの
感想になりますのであしからず
家族を鬼に惨殺され、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため
鬼殺隊の一員となった炭治郎。
過酷な運命に翻弄されながらも真っ直ぐ前を向く炭治郎に
毎話涙しました
それに鬼が人間だった頃のエピソードが泣けるのも
鬼滅にハマった1つの理由かもしれないですね
ただアニメの描写はとても綺麗で残酷で。
その上うっかり煉獄さんが死んでしまうらしいと言う
ネタバレを踏んでしまい、劇場版を見るのを躊躇してたんですが
今は見て本当に良かったと思います
とにかく何と言っても煉獄さんですね
鬼殺隊最強の剣士・《炎柱》煉獄杏寿郎の生き様がこの映画の
全てと言っても過言ではないんじゃないでしょうか
自分の信念を貫き責務を全うした煉獄さん。
煉獄さんの言葉の1つ1つが胸に響きますが
『己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ。
歯を食いしばって前を向け。君が足を止めて蹲っても時間の流れは
止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。』
最期の時に炭治郎に言って聞かせた煉獄さんの思いが
これからの炭治郎を支える糧となることを願って止みません
肩の荷を下ろしてほっとしたような煉獄さんの笑顔を見れたのが
せめてもの救いでした
そして影のMVP!私の推しメン伊之助の大活躍も誇らしい
イノシシに育てられて人間らしい感覚を持ち合わせていない
伊之助が、炭治郎や善逸と出会い共に戦う中で成長していく
様はアニメでも描かれていますが
無限列車の戦いでの伊之助は、猪突猛進だけじゃない、
その時の状況に応じて自分の役割を理解する冷静さも
見せてくれます
今までは俺が俺がでしたが、今回はアシストに回ったり
夢と現実の区別がつかなくなった炭治郎を助けたり
乗客の救助に奔走したり八面六臂の大活躍
それに『足手まといになる』なんて言葉が伊之助から出るとは
煉獄さんの最期を目の当たりにして打ちひしがれる炭治郎を
『信じると言われたならそれに応えること以外考えるな。
どんなに惨めでも恥ずかしくても生きて行かなきゃならないんだ。』
と泣きながら鼓舞する伊之助の成長に涙しました
辛いことの多い今だからこそ煉獄さんの心の炎が
私たちに勇気や希望を見せてくれるのかも知れません
猗窩座と対峙した時の煉獄さんは身震いするほど素敵でした
この先、煉獄さんに会えないのは寂しいですが
煉獄さんの思いを背負った炭治郎たちの戦いを
最後まで見守って行けたら良いなと思います