緊急事態宣言真っただ中に予定されていた高校時代の親友のN君の結婚式が延期の末に本日無事に行われて、心暖まる時間を過ごしました。無事に開けてよかったね。
友人代表スピーチ直前で緊張していたときに病棟から電話が来たときはさすがに焦りましたが(笑)、看護師さんにうまいことご対応いただいて頭が上がりません。冠婚葬祭のときにも電話がかかってくる田舎の病院の完全主治医制はなんとかならんもんかと思う次第です。専攻医・たきいです。
結婚式は参加側からすると2次会からが本番!新婦の友人に話しかけるチャンス!とか思っていましたが、ウィズコロナの時代は2次会をやらないのがスタンダードのようです。他の組の来賓者たちの会話からもそんなことがうかがえました。
新郎新婦と神父の間には透明なアクリル板があるし、6、7人は座れそうな丸机も4人掛けだし、みんなマスクをつけているので集合写真を撮るときには「いまだけお顔を見せてください」と声がかかります。Zoomで遠隔参加組の人もいました。時代だ。
コロナなんて誰も気にしていなかった頃の2020年1月に博多の結婚式でやった三密の極みの3次会とかちょー楽しかったのに、これからああいうのはもう時代が許してくれないのかな・・・。仕方がないですが。
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これまで結婚式に招待してくれた友人たちは、何かと私に仕事を与えてくれることが多かったけど、みんな2次会だけ! 2次会くらいがちょうどいい男と思われておりましたが、ついに人生初の披露宴のお仕事をいただきました。これはちゃんとやらねば。
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前夜に行きつけのBARにこもって執筆活動。
医学部の学生時代からの一夜漬けのクセは抜けません。
「それだけ書いたら新郎には伝わる!」だなんて、隣にいたご常連たちからも励まされながら、なんとか3分間のスピーチ原稿を仕上げました。高校時代を回想しながら、気分だけは作家の夜だった。
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夜は明け、迎えた結婚式、スピーチの大事なところで噛んでしまったのはご愛敬だったけど、フロアから笑い声も聞こえたし、新婦からも「たきい先生! さすがです! 小説を読んでいるみたいでした」と喜んでもらえてほっと一息です。ついに医師じゃなくて作家として先生と呼ばれるようになりました、いや違うか。笑
このところ仕事もお疲れモードでしたが、明日からも頑張れそうです。
(酒飲んでる状態での原稿の暗唱はあきらめている人(笑))