歌舞伎座のオーラ

やっぱりすごかった

　夫のおかげで人生初の歌舞伎座で歌舞伎を体験してきました。



興味はなくなかったけど（あるのか、ないのか？）でも、何となく敷居が高いような気がして
・・・・

　ただなら喜んで、です。

　夫から転勤後すぐに話を聞いて、海老蔵さんのブログを毎日読んでいる私は
嬉しくて、信じることができませんでした。

　人生初の歌舞伎が海老蔵さん。これって、すごいと思います。

　テレビでは何度か見たけど、画面を通しても彼の目力とかオーラは半端ありません。
それを直接見られるんですから

　海老蔵さんがブログで「歌舞伎を鑑賞するにふさわしい服装は？」という質問に
「裸でなければ」と答えていたのを読んだので、夫に訳知り顔で「裸でなければ良いんだって」などと言っていました。

　そりゃそうだ

　地下鉄直結の新歌舞伎座、ほんとうは昼の部の「勧進帳」がよかったけど
贅沢は言えません・・・

　演目は画像の通りですが、私の記憶に一番深く刻み込まれたのは
富司純子さんの美しさと、海老蔵さんの迫力でした。

　富司さんは、ロビーに立っていたのですがなぜ気づいたか、と言うと
そのオーラのすごさでした。
　目で見るより先にオーラを感じました。あれ？と。
で、見ればこの季節にピッタリな藤色のお着物を着て、伏し目がちにひっそりと
佇んでいたのですが、他を圧倒する美しさでした。

　確か６９歳？　肌も透き通るようにきれいでお人形のようでした。

　富司さんは、客席にも来てご贔屓らしきお客さんの席のそばにしゃがみ、挨拶されていました。
早足で来て、早足で去っていくその姿。歌舞伎の演目？とさえ思いました。
　幕間にも客席に来て、違うお客さんに挨拶されていました。

　梨園の妻って大変なのね。


　海老蔵さんは、演出で私たちのすぐ後ろから舞台に向かって歩いて行ったのですが
背後に何だか「気」を感じて、振り向いたら海老蔵さんでした。

　夫は気づくのが遅く、海老蔵さんの背中を見て「おお」とか叫んでました。

　海老蔵さん、声もすごく良くて迫力がありました。
役柄もあってかもしれませんが・・・・

　幕間も含めて４時間、あれこれと食べたり飲んだりして楽しめました。

　正直安くはないけど、４時間と言う時間や演出からすれば妥当な金額かも？