街角 (敦賀市 市役所通り) 2020/11/18 水曜日
囲碁は何だかんだ云っても、結局、勝負ごと。しかし勝ち負けを決めるものは、一天地六の博才(ばくさい)ではない。考え方によって勝負が決まる。同じ局面でどのように考えるか。白、黒ともに同じ考えなら、次の分岐点へ打ち進む。
もし、両者の考えが違っていれば、そこで差が付く。例え微差でも差が付く。その微差が溜まり溜まって大きな力になる。溜まった力を地に換算できるのかも、知れない。
差が付く原因は「理解度」。どれだけ囲碁を理解しているか、それによって差が付く。理解度を深めるためには勉強するしかない。
詰碁、定石、手筋、棋譜並べ、その他諸々の勉強方法があるが、それらは全て「技術」。碁の考え方は技術だけではダメ。もっと他のもの (抽象的なもの) が必要。
ここに「芸」と云う概念が出てくる。囲碁の「芸」とは、、、。
ある局面で初段の人が考えることと、六段の人が考えることは違う。当然、打つ手も違ってくる。それが「芸」の差。
「芸」とは、繰り返し練習して得た「境地」。言葉で云うのはムツカシイ。会得とか体得と云う。
囲碁、覚え書き 終わり。