FOMA 900iシリーズやJava対応のWIN端末などで使えるフルブラウザ「jigブラウザ」は月額料金がかかってしまうので、それよりもBREW版Operaの方がいいと思っていた。
FOMA、WINで使えるフルブラウザ「jigブラウザ」の秘密 (1/3)
しかし、「KDDIもフルブラウザOperaを搭載した端末をアナウンスしたが、こちらは料金が従量制(10月6日の記事参照)。jigブラウザはJavaで作られているため、FOMAやWINのパケット定額制を利用できる。」という差は大きい。
Opreaでは従量制となってしまったので、jigブラウザを定額制で楽しめるというのは凄いメリットだ。
ところが、JavaScriptに対応できないためにWebメールは使えないのが残念だ。他にもサーバー混雑時の表示速度低下、バッテリー消耗が早いなどの問題があるようだ。
また、対応機種についても「実は、一番要望が多いのはBREWだが、“1日にダウンロードできる容量が3Mバイト”という壁がある。また(KDDIに)企画が通るかどうか分からないのが課題だ。ボーダフォンは、ブラウザアプリが禁止されている。VGSならばパケット料金も安いし、プラットフォームとしてのJavaにも力が入っているので作りたいが、規約上リリースできない状況になっている。技術的には可能だ」という問題が残されている。
要するに、Operaにしてもjigブラウザにしても一長一短ということのようだ。まだまだ携帯電話用フルブラウザで完璧なものは望めないということなのだろうか?
こうなると、ますますAH-K3001VのOperaが完全定額制で使えるということのアドバンテージは大きくなってくる。しかし、DDIポケットにはそれに慢心することなく、より一層のサービス向上や機種ラインナップの充実を期待したい。