そんなたいした使い方ではないのだが、V601SHはちょっとした電子地図帳として使える。カメラ付き携帯電話は何も写真を撮るばかりではない。画像を持ち歩いて、どこでも見られるというのも魅力の一つだ。
V601SHには画像を閲覧する際に「実画像表示」というのが出来て、デジカメモードの写真などQVGA液晶よりも大きい画像をリアルなサイズで表示して、スクロールすることにより画像全体を見られるような機能がある。
これを利用すれば、QVGA液晶にはとても収まりきれない画像でもスクロールしながら実際の大きさで見られるので、電子地図帳として地図画像などを持ち歩くのに最適だ。
Palm OS専用 地下鉄・鉄道マップ
まずは手始めとして、V601SHで鉄道路線図を持ち歩くために、上記サイトから地図データをダウンロードして、JR東京近郊路線図や地下鉄路線図をSDメモリーカードのデジカメフォルダーにJPEGファイルをコピーして、V601SHで読んでみた。この時、念のために半角でV6010999.JPGというファイル名にしてみた。
この画像にはサムネイル画像が埋め込まれていないため、V601SHの一覧画面ではサムネイル表示こそできないものの、JPEGアイコンとして表示された。開けるか心配だったが、開いてみるとちゃんと表示できた。
開いてから右メニューで「実画像表示」をしようとしてもメニューに出てこない。そこで、一覧画面に戻って、そこで右メニューを開いてみると、その中には「実画像表示」があり、ちゃんと表示できた。方向キーでスクロールすればちゃんと見られるので、ちょっとした地図を持ち歩くには十分に使えるだろう。(読み取れる画像サイズの上限は不明だが、少なくとも1224×1632までは可能かもしれない)
ちなみにV602SHでも試したが、右メニューが微妙に違ったが、結果としては同じように「実画像表示」できた。ビューワースタイルが使える分、地図を見ながら歩くなんて時にはV602SHの方が便利そうだが、残念ながらサイドボタンでは上下にしかスクロールできないので、左右にもスクロールしたい時には本体を開いて操作する必要があるため、それならV601SHでも同じことだ。
最初はXGA(1024X768)サイズの画像のみ試したが、デジカメモードのサイズと同じ必要はない事も判明したので、地図の画像をJPEG等にしてSDメモリーカード経由でじゃんじゃんV601SHやV602SHで持ち歩くことができそうだ。
スキーヤーなら、V601SHにゲレンデマップとかを入れて持ち歩くなんていうのもいいかもしれない。(早速試してみるか・・・)
V603SHは発売されたが、相変わらず画質的にはV601SHの方が良かったという声もあり、まだしばらくはV601SHは立派に活躍してくれそうだ。
また、auのカシオのA5403CAにも「実画像表示」に似たような機能があるので、同じようにできるかもしれない。こっちはさらにズーミングできたような記憶があるので、もっと面白い使い方ができるかもしれない。