社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ(GG)」の萩本欽一監督(65)がタレント・山本圭一(38)ら所属選手の不祥事でチームの解散を宣言してから一夜明けた20日、選手は稲敷市内で予定通り練習を行った。片岡安祐美内野手(19)は野球を続ける意欲を表明。また萩本はTBSの番組に電話出演し、司会のみのもんた(61)の説得に「もう一度考えなきゃ」と揺れる胸中を吐露した。
萩本による突然のチーム解散宣言。選手たちは監督の苦渋の決断に動揺しつつも、午後3時から7時すぎまで、本拠地の桜川総合運動公園野球場で練習を行った。
ほとんどの選手が報道陣の質問に対して無言で、ピリピリした雰囲気。キャッチボール、ティー打撃など通常のメニューを黙々とこなした。
紅一点としてチームのマドンナ的存在の片岡は取材に応対。「私たちは何も分からない。選手はパニくっていて、あまり先のことは考えられない状態」ととまどいを隠さない。「プロ野球選手になりたい」という夢への門戸を開いてくれたチームへの愛着は人一倍。時折、笑顔もみせ「チームは、私にもう1回野球をやるチャンスを与えてくれた環境なので、一番大好きな場所。みんなも好きだし、野球が大好き」と気丈に振る舞った。
午後4時半ごろ、岡本尚博球団代表が練習を中断し、約1時間、事情を説明。「現実は厳しい」と伝えると、泣きだす選手もいたという。
選手は21日に新潟・魚沼入り。22日のチャリティー試合・セガサミー戦で、萩本があらためて気持ちを伝える予定。片岡は「選手は本当に野球をするしかない。だから私も野球をやります」と決意をにじませ、鈴木康友コーチは「(2年連続出場を決めている)クラブ選手権も戦わせてやりたい」と選手の気持ちを代弁した。
岡本代表は練習終了後「7月の試合は予定通り行う方向。8月以降については分からない」と説明。球団の公式ホームページは「今後のスケジュールに関しては、関係者や応援していただいた皆さまへの責任もございますので、慎重に検討していく次第です」とした。
ファンや後援会からは存続を望む声が続出。稲敷後援会の黒田正会長は「ぜひ続けてもらいたい」と署名運動を開始。つくば応援団実行委員会も、つくば市内で署名活動を行い、2時間で約850人の署名を集めた。
球場ではファン約50人が、心配顔で練習を見守った。小美玉市のコンサルタント業の男性(35)は「署名は狭い範囲でなく、県全域でやってほしい」と後援会に直談判する熱の入れよう。
私設応援団のホームページなどには「欽ちゃん、やめないで」「大好きなことを続ける欽ちゃんでいてほしい」といった応援メッセージが500件以上も寄せられた。萩本が翻意するか、今後の決断に注目が集まる。
≪欽ちゃん「もう一度何か考えなきゃ」≫萩本は20日朝、「みのもんたの朝ズバッ!」に約10分間、電話で生出演した。みのからチームの解散について「落ち着いたら、もう一度きちんとした考えを出して」と再考を促されると「かわいい選手を一番悲しませちゃったかもしれない。弱ったなあ」と絶句。最後は「(チームの解散に)何だか寂しい気持ちが出てきた。もう一度何か考えなきゃ。もうひとつ頑張らなきゃ」と、解散か存続か揺れ動く心境を吐露した。ファンからも電話やファクスなどで慰留する声が寄せられたことを明かし「ありがたいことを忘れちゃって…バカだね。謝ってホッとしている場合じゃない」
解散宣言に至った経緯については「謝るときは気持ちよく“ごめんなさい”したほうがいいと思って。気持ちいい“ごめんなさい”って“辞めます”以外に気が付かない」と説明。山本に対しては「反省して、何年かして一緒に戻れれば…許してもらえたらなと思う。どっかでまた野球始められたら」と話した。
関係者によると、萩本は番組収録のため福井に滞在。20日の収録終了後には、慰留の声が続々と寄せられていることを聞き「そりゃうれしいなあ。いろいろ考えなきゃなあ」と話したという。関係者は「22日に今後について何らかの話があると思う。解散宣言は(萩本の)気持ちが高ぶって出ただけに、22日まで落ち着いて考えてもらいたい」と話した。
≪8月の全日本クラブ野球選手権OK≫日本野球連盟には夕方までにファンから数件の電話と80件近くのメールが届いた。内容は約半分が「解散しないでほしい」というもので「連盟が厳しい指導をすべき」というものもあったという。茨城GGから今後についての連絡は入っていないが、同連盟関係者は「事件の当事者は個人の責任を負うべき。チームが負うべきものではない」と前日までの姿勢に変わりはないことを強調。不参加なら観客動員に影響も考えられる8月の全日本クラブ野球選手権についても「(出場に)問題はない」とした。
欽ちゃん球団に「やめないで」の声
欽ちゃんには是非ともファンの声を大切にして欲しいと思う。
萩本による突然のチーム解散宣言。選手たちは監督の苦渋の決断に動揺しつつも、午後3時から7時すぎまで、本拠地の桜川総合運動公園野球場で練習を行った。
ほとんどの選手が報道陣の質問に対して無言で、ピリピリした雰囲気。キャッチボール、ティー打撃など通常のメニューを黙々とこなした。
紅一点としてチームのマドンナ的存在の片岡は取材に応対。「私たちは何も分からない。選手はパニくっていて、あまり先のことは考えられない状態」ととまどいを隠さない。「プロ野球選手になりたい」という夢への門戸を開いてくれたチームへの愛着は人一倍。時折、笑顔もみせ「チームは、私にもう1回野球をやるチャンスを与えてくれた環境なので、一番大好きな場所。みんなも好きだし、野球が大好き」と気丈に振る舞った。
午後4時半ごろ、岡本尚博球団代表が練習を中断し、約1時間、事情を説明。「現実は厳しい」と伝えると、泣きだす選手もいたという。
選手は21日に新潟・魚沼入り。22日のチャリティー試合・セガサミー戦で、萩本があらためて気持ちを伝える予定。片岡は「選手は本当に野球をするしかない。だから私も野球をやります」と決意をにじませ、鈴木康友コーチは「(2年連続出場を決めている)クラブ選手権も戦わせてやりたい」と選手の気持ちを代弁した。
岡本代表は練習終了後「7月の試合は予定通り行う方向。8月以降については分からない」と説明。球団の公式ホームページは「今後のスケジュールに関しては、関係者や応援していただいた皆さまへの責任もございますので、慎重に検討していく次第です」とした。
ファンや後援会からは存続を望む声が続出。稲敷後援会の黒田正会長は「ぜひ続けてもらいたい」と署名運動を開始。つくば応援団実行委員会も、つくば市内で署名活動を行い、2時間で約850人の署名を集めた。
球場ではファン約50人が、心配顔で練習を見守った。小美玉市のコンサルタント業の男性(35)は「署名は狭い範囲でなく、県全域でやってほしい」と後援会に直談判する熱の入れよう。
私設応援団のホームページなどには「欽ちゃん、やめないで」「大好きなことを続ける欽ちゃんでいてほしい」といった応援メッセージが500件以上も寄せられた。萩本が翻意するか、今後の決断に注目が集まる。
≪欽ちゃん「もう一度何か考えなきゃ」≫萩本は20日朝、「みのもんたの朝ズバッ!」に約10分間、電話で生出演した。みのからチームの解散について「落ち着いたら、もう一度きちんとした考えを出して」と再考を促されると「かわいい選手を一番悲しませちゃったかもしれない。弱ったなあ」と絶句。最後は「(チームの解散に)何だか寂しい気持ちが出てきた。もう一度何か考えなきゃ。もうひとつ頑張らなきゃ」と、解散か存続か揺れ動く心境を吐露した。ファンからも電話やファクスなどで慰留する声が寄せられたことを明かし「ありがたいことを忘れちゃって…バカだね。謝ってホッとしている場合じゃない」
解散宣言に至った経緯については「謝るときは気持ちよく“ごめんなさい”したほうがいいと思って。気持ちいい“ごめんなさい”って“辞めます”以外に気が付かない」と説明。山本に対しては「反省して、何年かして一緒に戻れれば…許してもらえたらなと思う。どっかでまた野球始められたら」と話した。
関係者によると、萩本は番組収録のため福井に滞在。20日の収録終了後には、慰留の声が続々と寄せられていることを聞き「そりゃうれしいなあ。いろいろ考えなきゃなあ」と話したという。関係者は「22日に今後について何らかの話があると思う。解散宣言は(萩本の)気持ちが高ぶって出ただけに、22日まで落ち着いて考えてもらいたい」と話した。
≪8月の全日本クラブ野球選手権OK≫日本野球連盟には夕方までにファンから数件の電話と80件近くのメールが届いた。内容は約半分が「解散しないでほしい」というもので「連盟が厳しい指導をすべき」というものもあったという。茨城GGから今後についての連絡は入っていないが、同連盟関係者は「事件の当事者は個人の責任を負うべき。チームが負うべきものではない」と前日までの姿勢に変わりはないことを強調。不参加なら観客動員に影響も考えられる8月の全日本クラブ野球選手権についても「(出場に)問題はない」とした。
欽ちゃん球団に「やめないで」の声
欽ちゃんには是非ともファンの声を大切にして欲しいと思う。