参加報告書
所 属 実業団
氏 名 池田 隼人
<講習会・大会名> U32 YOC(ヤングオフィシャルキャンプ)
<期 日> 平成30年1月5日(金) 〜 平成30年1月6日(土)
<会 場> 浦安市運動公園体育館(千葉県浦安市舞浜2番地27
<参加者> 北海道ブロック2名、東北ブロック3名、関東ブロック 7名、北信越ブロック2名、東海ブロック4名、近畿ブロック3名、中国ブ
ロック3名、四国ブロック3名、九州ブロック3名
<講 師> 5日 上田 篤拓 氏、平 育雄 氏、加藤 誉樹 氏、片寄 達 氏、佐藤 誠 氏、漆間 大吾 氏
6日 上田 篤拓 氏、平 育雄 氏、関口 知之 氏、有澤 重行 氏、堀内 純 氏、細田 知宏 氏
<内 容>
1月5日(金)
「平 氏によるU-32 YOCの目的について」
若年層からのFIBA Refereeの育成が目的であり、ライセンス制度や国際審判員に必要要素や、日本のTOP Refereeの育成を併
せて行うプロジェクトという具体的なお話を頂きました。
「上田 氏による3POメカニクス解説」
映像を使って基本的なメカニクスについての解説を行って頂きました。
Primary AreaとAngleの確認をし、CenterからNew Center(C to C)への移動は走ってすばやくSetup Positionまで動き準備す
る事と、TrailからNew Leadまでは4秒で移動する事、Playに対してStayする事も大事であるとお話頂きました。
Center sideにボールが進んだ場合、Centerがボールマンの方向に体を向ける(Angleをとる)事でCheck-inをおこなったサイン
で、LeadはRotationを開始しRotation完了したらCenterはCheck-outをおこない、Trailになるという新しい動きをお聞きしまし
た。
「加藤 氏によるELITE REFEREEに必要な要素についての講話」
Refereeとして正しい判定を行うと同じくらいPresentationが重要であり、Presentetion1つでそのRefereeの印象も決まり、
その印象を感じる大きな割合を占めているのがBody languageであり、立振舞いや走り方が最も重要で、そこへVoiceを使う事
で、強さが増すとお話頂きました。
始めに、[ELITE REFEREEに必要な要素は何か?]という質問から、受講生全員がホワイトボードに記入し、沢山の要素がある
中、様々な要因があるが、メンタルな部分が多いという事でメンタルトレーニングはとても重要であると感じました。
お話の中で、ゲームコントロールとゲームマネジメントという言葉をよく聞くなか、コントロールとマネジメントの違いについ
てのお話もして頂きました。
・コントロールとは?→管理する。調整するという事
・マネジメントとは?→起こった事に対処するという事
ゲームマネジメントも大事ではあるが、ゲームコントロールを重要視してコートに立つことが大事だと感じました。
「実技研修」
初日は3人1クルーでB.LEAGUE U15 FRIENDLY GAME2018使用し、ハーフゲームを3試合担当しました。
午前中の講話を頭に入れ、プレゲームカンファレンスで再度確認し試合に臨みました。
ゲームのインターバル中でも講師の方々から助言を頂き、1つ1つ修正しながらゲームを進め、ミーティングではもっと積極的に
Rotationをおこないミスして感覚を養うのが大事であるとお話頂きました。
Trail時のPenetrateの動き方がもっと中に踏込むと見え方がもっと違ってくる事と、Referee Defenseの位置取り、Angleの取り
方も工夫が必要であると教わりました。
「コート研修」
初日の実技を終え、受講生の大きな課題についての研修を、加藤 氏、漆間 氏が実践してくださいました。
1つは、CenterとTrailの視野のあて方やLeadの3ポイントショットのアシスト方法(Peak)や体の角度などの研修
もう1つは声を使ったPresentationの実践をしてくださいました。声を使うことで強さが増し、自信にも繋がるとのことでした。
1月6日(土)
「ワークショップ」
この研修会に参加する上で、事前に配布されたB.LEAGUE 川崎vs千葉の試合映像をもとに各班(1班6名×5班)で[Mechanics]
[Presentation] [Judgement]の3つの観点から分析し、全て英語でディスカッションをして班で発表をするというものでした。
英語力のなさで班の仲間には迷惑をかけましたが、英語力はとても大事であると痛感しました。 しかし、英語ができないから
といって黙っていてはだめで、知っている単語を身体で表現しながら積極的に伝えようとする事が一番大事であると実感しまし
た。
恥ずかしがらず、間違えてもいいので伝えようとする姿勢が大事だなと思いました。
「実技研修」
昨日と同様の大会を使用し、3POでの実技を行いました。
決められた班の10名で、自分達で割当を組み、ハーフゲームを4試合担当しました。
初日の最初の試合に比べると、スムーズなRotationができクルー間でアイコンタクトもとれるようになり、皆さんミスを恐れずト
ライしていました。
その中で、次のプレーを読む動きで先に位置を占めることが大事であると教わりました。
<所 感>
今回YOCに参加させて頂いて、非常に貴重な経験になりました。
参加した受講生の皆さんのモチベーションの高さに圧倒され、自分自身もその気持ちに負けないよう今後も活動する上で常に準備して臨める
ように意識を高めたいと思いました。
更に上のステップにいくためには今回痛感した英語力が必ず必要となる為、そちらの準備もしっかり行いたいです。
これからは3POをしたことがない、知らないだけでは通用しないので、今回培った知識を県内の仲間にも伝えれるよう尽力していきたいと思
います。
今回参加する上で、事前に資料等を準備してくださり、とても有意義な研修会を開催してくださったJBAの方、講師の方々、派遣にあたり推
薦してくださったブロック長をはじめ、日頃よりご指導頂いております県内の皆様に厚く感謝申し上げます。有難うございました。