三木谷社長がどうなろうがYahoo!の株価には関係がないからね!これ以上下がらないでほしい。
楽天株価急落3日で時価総額1300億円減
ライブドア前社長、堀江貴文被告(33)の初公判を目前に控え、楽天の三木谷浩史社長(41)が窮地に立たされている。一部週刊誌が、同社長に対し当局が捜査を進めているとの記事を掲載したのを引き金に、楽天の株価は急落。同社はすぐに記事内容を否定したが、関連銘柄を含めた株価下落に歯止めがきかない状況だ。1月の「ライブドアショック」、6月の「村上ショック」に続き、今度は「楽天ショック」が市場を襲うのか?
三木谷社長が、“負のスパイラル”にはまってしまった。
まさに踏んだり蹴ったりの1週間だった。8月31日発売の週刊新潮は、「水面下で捜査が進む『楽天』三木谷社長の『Xデー』」と題する記事を掲載。同日発売の一部夕刊紙は、三木谷社長逮捕の具体的な日付を提示した。同28日発売の週刊東洋経済は、「楽天の憂鬱(ゆううつ)」と題した記事の中で、楽天を「うさんくさい感じ」とまで指摘した。
さらに同時期、楽天証券の社員が、ネット百科事典「ウィキペディア」に書き込まれていた自社にかかわる不利益な情報を、再三にわたって削除していたことが発覚。同社が謝罪することとなった。
そんなこんなで、楽天の株価は3日続落。8月29日の5万8700円から約1万円値を下げ、年初来最安値を更新した。時価総額は、わずか3日間で約1300億円も激減してしまった。
楽天及び三木谷社長が大株主となっている銘柄も、軒並み株価を下げた。「Xデー」報道から一夜明けた1日、関連9銘柄のうち株価が上昇した銘柄はゼロ。7銘柄が値を下げた。8月30日に新規上場したばかりのネットエイジグループにいたっては、31、1日と連日のストップ安となった。
三木谷社長は31日、週刊新潮の記事内容を強く否定。「記事の内容はあまりに馬鹿(ばか)げていて低俗」とし、法的措置を講じることも付け加えた。しかし、翌1日も関連株の下落を止めることはできなかった。
「楽天ショック」が白黒はっきりしないまま長引けば、その影響が新興市場全体へ波及することは明白。決して楽天的ではない事態だ。