2018/4/16
「健康寿命を意識して」 健康
日本人男性の健康寿命は72.14歳。(女性は74.79歳)
私の人生、残り少なくなってきた。健康な状態で生活できる期間は(平均値から予想して)後2年余りという時期を迎えている。
私自身の感覚では、「後5年ぐらいは健康な状態が続くだろう」と期待しているが・・・。やはり平均値は、無視できない。介護生活状態に入っている団塊の世代もいるようだ。
高齢化に伴って、ガン・心臓に関する病気・脳に関する病気になる確率が増えてくる。一緒に働いていた同世代の人(またはその配偶者)の何人かは既に鬼籍に入る。やはり、70歳が近づくと、そういう情報が多く伝わってくる。仕方がないことであろう。
高齢者の定義は現在65歳以上だが、政府はこれを変えたいようだ。年金の支給開始年齢を70歳に引き上げようとしている動きがあるようだ。「年金支給開始年齢=高齢者」と考えると、年金財政が楽になるのだろう。
若い人たちは、こういう政府の動きに対して、敏感かつきっちりと考えて対応していかなければならない。反対なら、そういう動きに反対の政党や議員に投票すべきなのだ。賛成なら、政府と一体の党に投票すればいいのだが。残念ながら、しっかり考えないで投票する若者がいるようだ。
我々団塊の世代は全員すでに年金を支給されている世代である。高齢者の認定年齢がどうなろうとあまり関係はない。現在、65歳以上の高齢者にとって、あまり影響のない話なのである。 しかし、この問題は我が息子や孫たちにとってはものすごく関係がある。無関心ではいられないのだ。
「平均寿命が延びている」というニュース(繰り返し大きく取り上げることが多い)の背後には、「年金支給開始年齢を上げる」という政府の狙いが隠れているようだ。
(ここから続きです)
経済アナリストの森永卓郎さんは、「70歳まで働く人生幸せか」というタイトルで、意見を述べておられる。(以下、その一部)
【 70歳まで経済成長のために働く社会と、年金は下がっても65歳から好きなことをやる社会と、どちらが望ましいのか。本来、選択は国民に委ねるべきです。しかし安倍政権は国民に選択肢を示さず、高齢者の定義を急に変え、なし崩しで70歳まで働く社会にもっていこうとしている。これはアンフェアです。 】
文章の一部なので、わかりにくいかもしれないが、安倍政権の強引な「経済成長第一主義」を批判している内容だった。「経済成長第一主義=国民が幸せになれる」という考えは、今の日本には合わないはずだ。
(男の場合)ボロボロになるまで働かされて70歳になり、退職後2年後の72歳で健康寿命を終える。そして、残された人生(平均寿命の81歳までの期間=約9年間)は、病気や傷害などが原因で自立できず(介護され)健康生活を送れずに暮らすことになる。
年々平均寿命が長くなっても、健康寿命はほとんど変化していない。ごくわずかしか延びていない。男の平均健康寿命は72歳から延びる気配はない。このことは、あまり取り上げられていない。(これも政府の意図・方針が関係しているのだろうかか?)
「健康寿命」こそ、高齢者の定義を認定するうえで、一番大切なのに…。
70歳まで働きたくて、(つまり、その仕事をやらされるのではなくて、「やりたい」という希望から)仕事に精を出しておられる方を何人も知っている。
しかし、そういう人は少ない。多くの方は「70歳まで働かざるを得ない」という状況におかれている方が多い。
現代、「年金は下がっても65歳から好きなことをやる」生き方をできる人は結構いる気がする。
例えば私の場合。私は60歳で完全退職して、年金だけの生活に入った。65歳まで働く道もあったし、仕事の誘いもあった。ありがたい話だったが、お断りした。60歳から「仕事はしないで」年金収入だけの生活に入った。
65歳まで働く方が年金額は増えるのだが、年金額を増やすことよりも「収入に見合った支出をする」ことで、要するに「節約生活」でなんとかやっていく道を選んだ。
退職後61歳の秋に脳梗塞を発症し、入院。症状が軽かったので、10日間で退院できた。大きな再発はなく、現在に至っている。もし、65歳まで働く道を選んでいたら、「症状の重い脳梗塞」で倒れていたかもしれない。
時々「軽くてよかった」と振り返る。私の場合、60歳で退職した選択が良かったらしい。70歳まで働くか、65歳、または60歳までとするかは、国民一人一人が選択可能な国になることが望ましい。選択肢を示すことが国家の役割であるのに、安倍政権は70歳まで「働かせる」ことばかり政策に入れている。「一億総活躍社会」なんてスローガンも、なんか嘘くさい。喜んで働いている人がどれぐらいいるのだろうか? いやいや仕方なく働いている人のなんと多いこと!
70歳を高齢者とみなし、年金支給開始年齢を70歳にすることには反対である。
そういう政治をする政党には投票したくない。
安倍政治はもうすぐ終わるだろうが、その後の政治においても、高齢者認定は65歳のままにしておきたい。健康寿命がもっともっと延びていったら、その時に変えてもいいが・・・。
私の人生、残り少なくなってきた。健康な状態で生活できる期間は(平均値から予想して)後2年余りという時期を迎えている。
私自身の感覚では、「後5年ぐらいは健康な状態が続くだろう」と期待しているが・・・。やはり平均値は、無視できない。介護生活状態に入っている団塊の世代もいるようだ。
高齢化に伴って、ガン・心臓に関する病気・脳に関する病気になる確率が増えてくる。一緒に働いていた同世代の人(またはその配偶者)の何人かは既に鬼籍に入る。やはり、70歳が近づくと、そういう情報が多く伝わってくる。仕方がないことであろう。
高齢者の定義は現在65歳以上だが、政府はこれを変えたいようだ。年金の支給開始年齢を70歳に引き上げようとしている動きがあるようだ。「年金支給開始年齢=高齢者」と考えると、年金財政が楽になるのだろう。
若い人たちは、こういう政府の動きに対して、敏感かつきっちりと考えて対応していかなければならない。反対なら、そういう動きに反対の政党や議員に投票すべきなのだ。賛成なら、政府と一体の党に投票すればいいのだが。残念ながら、しっかり考えないで投票する若者がいるようだ。
我々団塊の世代は全員すでに年金を支給されている世代である。高齢者の認定年齢がどうなろうとあまり関係はない。現在、65歳以上の高齢者にとって、あまり影響のない話なのである。 しかし、この問題は我が息子や孫たちにとってはものすごく関係がある。無関心ではいられないのだ。
「平均寿命が延びている」というニュース(繰り返し大きく取り上げることが多い)の背後には、「年金支給開始年齢を上げる」という政府の狙いが隠れているようだ。
(ここから続きです)
経済アナリストの森永卓郎さんは、「70歳まで働く人生幸せか」というタイトルで、意見を述べておられる。(以下、その一部)
【 70歳まで経済成長のために働く社会と、年金は下がっても65歳から好きなことをやる社会と、どちらが望ましいのか。本来、選択は国民に委ねるべきです。しかし安倍政権は国民に選択肢を示さず、高齢者の定義を急に変え、なし崩しで70歳まで働く社会にもっていこうとしている。これはアンフェアです。 】
文章の一部なので、わかりにくいかもしれないが、安倍政権の強引な「経済成長第一主義」を批判している内容だった。「経済成長第一主義=国民が幸せになれる」という考えは、今の日本には合わないはずだ。
(男の場合)ボロボロになるまで働かされて70歳になり、退職後2年後の72歳で健康寿命を終える。そして、残された人生(平均寿命の81歳までの期間=約9年間)は、病気や傷害などが原因で自立できず(介護され)健康生活を送れずに暮らすことになる。
年々平均寿命が長くなっても、健康寿命はほとんど変化していない。ごくわずかしか延びていない。男の平均健康寿命は72歳から延びる気配はない。このことは、あまり取り上げられていない。(これも政府の意図・方針が関係しているのだろうかか?)
「健康寿命」こそ、高齢者の定義を認定するうえで、一番大切なのに…。
70歳まで働きたくて、(つまり、その仕事をやらされるのではなくて、「やりたい」という希望から)仕事に精を出しておられる方を何人も知っている。
しかし、そういう人は少ない。多くの方は「70歳まで働かざるを得ない」という状況におかれている方が多い。
現代、「年金は下がっても65歳から好きなことをやる」生き方をできる人は結構いる気がする。
例えば私の場合。私は60歳で完全退職して、年金だけの生活に入った。65歳まで働く道もあったし、仕事の誘いもあった。ありがたい話だったが、お断りした。60歳から「仕事はしないで」年金収入だけの生活に入った。
65歳まで働く方が年金額は増えるのだが、年金額を増やすことよりも「収入に見合った支出をする」ことで、要するに「節約生活」でなんとかやっていく道を選んだ。
退職後61歳の秋に脳梗塞を発症し、入院。症状が軽かったので、10日間で退院できた。大きな再発はなく、現在に至っている。もし、65歳まで働く道を選んでいたら、「症状の重い脳梗塞」で倒れていたかもしれない。
時々「軽くてよかった」と振り返る。私の場合、60歳で退職した選択が良かったらしい。70歳まで働くか、65歳、または60歳までとするかは、国民一人一人が選択可能な国になることが望ましい。選択肢を示すことが国家の役割であるのに、安倍政権は70歳まで「働かせる」ことばかり政策に入れている。「一億総活躍社会」なんてスローガンも、なんか嘘くさい。喜んで働いている人がどれぐらいいるのだろうか? いやいや仕方なく働いている人のなんと多いこと!
70歳を高齢者とみなし、年金支給開始年齢を70歳にすることには反対である。
そういう政治をする政党には投票したくない。
安倍政治はもうすぐ終わるだろうが、その後の政治においても、高齢者認定は65歳のままにしておきたい。健康寿命がもっともっと延びていったら、その時に変えてもいいが・・・。